いつが正解?スーツの衣替え時期と合わせて抑える3つのポイント

いつが正解?スーツの衣替え時期と合わせて抑える3つのポイント

「急に暑くなってきたけど、夏物のスーツをクリーニングに出して1着もない・・・」こんな経験をした方は多いのではないでしょうか。

日本の気候は実に四季折々です。

気温の変化が大きい日本では、衣替えの時期も大切ですがいったいいつ衣替えを行えばいいのか、難しいですよね。

今回は、「いつ」衣替えを行うべきか、合わせて抑えておくべきスーツと衣替えに関するポイントを解説します。

1. 衣替えは必要?

スーツの衣替えはもちろん必要です。

一見、スーツは季節に関係なくジャケットとスラックスの組み合わせに見えます。

しかし、スーツにも夏仕様や素材の違いなどにより春夏と秋冬に大きく分けられます。この使い分けが出来ると、「快適に過ごせる」「お洒落に見える」だけでなく、スーツをきれいな状態で長く着ることが出来ます。

2. 衣替えの最適な時期

秋冬物から春夏物への移行は、日中の最高平均気温が20度(東京)に近づく4月を中心とした3月~5月までです。

この時期になると、暖かい日中は上着を羽織ると少し汗ばむくらいの日も増えてきます。

春夏物から秋冬物への移行は、10月を中心とした9月~11月までです。

10月の平均気温は4月とさほど差がありませんが1日の気温の下げ幅が大きいので、10月を目安に衣替えを行いましょう。

3. その他知っておくと便利な3つのポイント

時期だけでなく、素材やそれぞれの時期のスーツの特徴をご紹介します。

この3つのポイントを抑えるだけでもスーツの使い分けが格段に上手になりますので、是非参考にしてください。

3-1 スーツ生地の糸について

スーツ生地の代表格は、ウールです。

スーツ生地の場合、大きく2あります。

比較的長い羊毛で作る毛羽の少ない整った梳毛糸(そもうし)の生地と、短い繊維でふわふわとした毛羽立ちが特徴の紡毛糸(ぼうもうし)の生地があります。

梳毛糸は季節を問わずオールシーズンに、紡毛糸は雰囲気や暖かさといった点で秋冬向けです。

3-2 衣替えは一気にするべき?

衣替えの目安となる時期は3~5月と、9~11月です。このような「移行期間」を設けて、徐々に衣替えを行います。

それぞれ3ケ月という幅を持たせるのは理由があります。この時期は、最低・最高気温の差も大きく、天気によっては1日毎に気温が乱高下するのが特徴です。

そのため、衣替えを一度で行ってしまうと「まだクリーニングに出さなければ良かった…」という結果になります。

3-3 春夏・秋冬スーツの素材の特徴

季節ごとのスーツの特徴に関して、「素材」「スーツの仕様(作り)」「生地の織り方」の解説をします。

【素材】

代表的なスーツの素材としてウールがあります。糸の太さや織り方で季節感を演出します。

その他には、麻(リネン)・カシミヤ・シルクがあります。。

麻は、吸湿性に優れていて汗をかいても肌に張り付かない等、春夏の代表的な素材として挙げられます。

カシミヤは、細い繊維の言わずと知れた高級素材。空気を含み保温・保湿性に優れているので、こちらは秋冬の代表格として有名ですね。コート生地の素材としても人気です。

シルクは、艶々とした光沢が美しい超極細繊維。吸湿、そして放湿性にも優れていることから、季節は特に問いません。

ただ、デリケートな素材だけにシルクのみのスーツ生地は少なく、ウールにシルクを織り交ぜたものが多いです。

ここまではスーツ生地の素材に関して解説しました。次はスーツの仕様(作り)の違いをご紹介します。

【スーツの仕様の違い】

ご存知の方も多いとは思いますが、春夏と秋冬で1番分かりやすい仕様の違いは、ジャケットの裏地の有無です。

よく知られているのが「総裏」と「背抜き」です。

全て裏地をつけているのが「総裏」、背中部分のみ裏地を抜いた仕様を「背抜き」といいます。夏場の快適性を重視する場合は、背抜きがおすすめ。

またジャケットで見られる裏地の無い一枚仕立て、いわゆるアンコン仕立てのスーツもありますが、カジュアル度が高いため、着ることが出来る場面は限られます。

スーツ生地の織り方に関しても大きく分けて下記のように2つの種類があります。

【スーツ生地の織り方の違い】

スーツ生地の織り方は大きく分けて、「綾織り」「平織り」の2種類あります。

綾織り…タテ糸が2本のヨコ糸の上を通過した後、1本のヨコ糸の下を通過することを繰り返す織り方。「ツイル」とも呼びます。糸の密度が高いので秋冬の織り方となります。

平織り…タテ糸、ヨコ糸を交互に交差させる織り方。綾織りに比べて厚みがなく、涼しさを感じる春夏用の織り方です。

まとめ

スーツの衣替えは、秋冬から春夏は3月~5月、春夏から秋冬は9月~11月です。

この時期を覚えるだけでも季節外れのスーツを着てしまうことがなくなり、「服装に気をつかう人」となります。

また素材や作り方で多くの種類があります。「何気なく買ったスーツが実は秋冬用なのに、気づかず夏場も着てしまっていた」と言う方も多いのではないでしょうか。

一度手持ちのスーツを見直し、季節分けをするとお洒落度も一段とアップするはずです。

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