これからのシーズン、ジトジトと暑い季節がやってきます。
そんな中でもスーツを着なくてはいけない方も多いのではないでしょうか。
そんな高温多湿の夏に適した生地が「モヘア」。
ここぞという時にはゼニアを、
それ以外はモヘアスーツで夏を乗り切りましょう。
今回はモヘアスーツの魅力をご紹介します。
高級素材のモヘアとは?
特定の地域でしか育てられないアンゴラヤギから取れるのが「モヘア」。
一頭から取れるモヘアの量は限られており、希少性が高い高級天然繊維と言われています。
シルクのような光沢感がありながら、軽くて丈夫で通気性や吸湿性に優れています。
高温多湿の日本の夏に、まさに打ってつけの生地。
スタッフ愛用のモヘアの魅力は?
ゼニアの生地が「しっとり」と言う表現なら、モヘアは「サラッと」した肌触り。
汗でべた付いた肌にまとわりつくことはなく、しなやかでハリコシがあるので、
ストレスフリーでガシガシ着用できます。
モヘア独特の生地の手触りからわかる「シャリ感」は一度着たらやみつきになるほど…。
シワを気にせず、ツヤがあり、そして涼しい!夏の頼れる生地はモヘアで決まりです。
モヘアスーツの注意点
良いことばかりのモヘアですが注意点もあります。
① 水に弱い
水を吸収すると繊維が縮んでしまうので、雨の日には注意です。
勿論クリーニングもドライクリーニングで出しましょう。
② 肌触りがチクチクすることがある
モヘアの混率が高ければ高いほど、チクチク感じやすいスーツに仕上がります。
なのでウール×モヘアの2者混がベストです。
しっかりした生地感を好むならモヘアの混率が高い生地を選びましょう。
③ 良くも悪くもかたい
しっかりしている反面、伸縮性はありません。
モヘアにはウールのような滑らかさはないので、細いサイズ設定をされている方は余計にきつく感じてしまいます。
今なぜ、モヘア?
「ゼニア生地は柔らかくて軽くて着やすいけど、着るのに気を遣う」というお声をいただきます。
特に汗ばむ夏の季節にゼニアスーツのみで乗り切るにはスーツの寿命を早めます。
そこで高級感を損なわず、しっかりとした生地感のモヘアをピックアップしました。
ゼニアモヘアに引けを取らない生地ブランドをご用意しました。
モヘア混の生地ブランド
ドーメル スーパーブリオ
モヘア60% ウール40%
モヘアスーツの代表格とも言えるドーメルのスーパーブリオ。
“ブリオ”はイタリア語で「輝き」や「活気」を意味し、その名の通りのツヤ感が特徴的です。
清涼感のあるシャリ感とツヤ感は夏の高級スーツを彷彿させます。
スーツ ¥220,000(税込¥242,000)
ウィリアムハルステッド
キッドモヘア60% ウール40%
生後一年以内のアンゴラヤギから取れるキッドモヘアを採用。
通常のモヘアよりも柔らかく、しなやかさがあるのが特徴。
自然なツヤ感でやや控えめに仕立てたい方はこちらがオススメです。
スーツ ¥130,000(税込¥143,000)
カノニコ
ウール73% モヘア27%
コストパフォーマンスに優れたカノニコのウールモヘア。
適度にモヘアの混率を抑えているので、ソフトな風合いを残しつつモヘアの良さであるシャリ感もあります。
硬すぎず柔らかすぎない夏のスーツとして絶妙な配合で低コストを実現できるのはカノニコの良さであります。
スーツ ¥120,000(税込¥132,000)
まとめ
今年の夏も猛暑が予想されます。
汗でゼニアスーツをすぐにダメにしてしまうので、既製品で凌いでサイズ感や着心地を妥協されている方も多いかと思います。
少しでも快適に夏を過ごすためにモヘアスーツを取り入れてみてはいかがでしょうか。
これからは“ゼニアの夏物”と“モヘアスーツ”の2本柱が最適です。