「ネクタイのディンプルが上手く作れない…」「ちゃんとやっているつもりなのにどうもしっくりこない」
こうした声をよく耳にします。
本日の内容は、ネクタイのディンプルが上手く作れない方に役立つページ内容です。
1. ネクタイのディンプルとは
ネクタイの結び目の下に入ったくぼみのことを「ディンプル」と言います。
結び目がより立体的になり、シルクの光沢感を引き立ててスーツのVゾーンのアクセントになります。
1-1. オシャレな人はディンプルが入っている
オシャレな人はスーツのVゾーンがかっこいいけど、高いネクタイをしているのかな?コーディネートが上手なのかな?と思ったことがあるはずです。
しかし、そうではありません。誰でも簡単にスーツ姿をおしゃれに見せることができます。
シンプルな紺のストライプスーツに白シャツや、紺無地ネクタイのシンプルコーディネートでも、ディンプル1つでVゾーンが引き締まってオシャレ上級者に見えます。
1-2. ディンプルが「ある」と「なし」でこんなに違う
まずは下の写真をご覧ください。
ネクタイ、シャツ、スーツが全て同じでも、ディンプルがあるのとないのではこれだけ違います。
ディンプルがある左の写真は、ネクタイが立体的になることでエレガントに。自然とスーツもおしゃれに見えてきます。
ディンプルがないネクタイはのっぺりとしていてリクルートスーツのコーディネートに見えます。
1-3. ディンプルを入れても取れてしまう
朝、鏡をみてちゃんとディンプルを作ったはずなのに、会社に着いたら取れていた。という悲しい経験をされた事もあると思います。パーティーやイベントなど華やかな場面ですと余計に悔しいですよね。
キチンと結べば、朝から晩までしっかりとディンプルを残すことが可能です。
2.ネクタイのディンプルの作り方
ディンプルを作るコツをご紹介します。
ネクタイはどんなものでも大丈夫です。手持ちのネクタイを以下の手順で結んでください。
2-1. ネクタイの結びはじめ
結び方はプレーンノット、セミウィンザーノット、ウィンザーノット、ダブルノット、など自由です。
ディンプルが出来る仕組みを理解するにはプレーンノットがわかりやすいので、今回はプレーンノットでご説明します。
いつものように結び始めていき、ループに大剣を通します。
2-2. 指一本を横に通す
次にディンプルを作るうえで一番重要なポイントです。
大剣を下に引く時にノットの上に指一本を横に通してください。大剣の上辺が平らになることを意識しましょう。
2-3.ディンプルを入れて固定する
そのまま大剣の真ん中あたりにくぼみを作ります。左手の指を添えてくぼみを作ってもOK。
そのまま大剣を下に引っ張っていき、ノットを締めていきます。
2-4.ディンプルを整える
指を抜いてもネクタイの上辺が平らになっている事を意識してください。
ゆっくりと結び目を小さく締め上げていき、同時にくぼみを押さえながら大剣を下に引く、を数回繰り返して整えます。
最後に、シャツの首元までネクタイを締め上げれば完成です。
結び目の中ではこのような谷の形になっています。
上辺を平らにしてから締め上げるとノット全体でディンプルが固定されています。
傾いたり曲がったまま締め上げてしまうと、結び目で無理矢理固定されているだけなので、時間が経ったり動くとディンプルがなくなってしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。慣れてしまったネクタイの結び方を変えるのは、はじめは抵抗があると思います。ただ、数回やってみるとすぐに慣れてきます。
指を1本を使うことで、どのような仕組みでディンプルが作られ固定されているのかがわかっていただけましたでしょうか。感覚がつかめれば、指を通さなくても鏡を見なくても出来るようになります。
ぜひマスターしてカッコいいスーツスタイルを演出してください。