スーツを着るうえでも意外に重要なのが革靴とベルト。
お洒落は足元からという言葉の通り、お洒落な人は足元に気をかけています。どんなにかっこいいスーツを着ていても革靴とベルトがしっかりしていないと着こなしのレベルは愕然と落ちてしまいます。
今回は、そんな革靴とベルトについて、合わせ方、選び方をお伝えしていきます。
1. 革靴とベルトの合わせ方
はじめに革靴とベルトのコーディネートのポイントについて説明していきます。
1-1 色を合わせる
街中でスーツを着ている人でよく見かけるのが革靴とベルトの色がちぐはぐの方。これはNGです。
基本的には革製品の色は統一した方が全体のまとまり感が出るので意識しましょう。黒い革靴の時は黒いベルト、茶色のベルトの時には茶色のベルトで合わせましょう。
また、茶色の場合はちゃんと色味を合わせるのをお忘れなく!例えば、革靴がこげ茶でベルトが明るい茶色では色味を合わせていることにはなりません。
基本的には革靴の色をベースにベルトの色を合わせましょう。
1-2 質感・素材を合わせる
色を合わせることは勿論ですが、革靴に合わせて、ベルトの質感・素材も合わせるとより一層まとまり感が出ます。
例えば、茶色のスエードの場合は、ベルトも同じ色の茶色のスエードを選びましょう。
色だけでなく、素材も合わせることで更にお洒落な着こなしを演出できます。
質感においても、ベルトにより光沢があるものやマッドなものもあるので、シューズの質感や雰囲気に合わせて選びましょう。
2 . 革靴とベルトの選び方
合わせ方が分かったところで、次に革靴とベルトの選び方を抑えておきましょう。
2-1 スーツの靴なら革靴、ベルトは本革がマスト
スーツに合わせる革靴とベルトは本革が基本。合皮は避けましょう。合皮製品はコストも安く、手に入りやすいですが、チープな印象になってしまいます。本革は耐久性や高級感もあるので着こなしのレベルを上げてくれます。
また革靴においては使っていくうちに足に馴染んでいくので、疲れにくくなると言われています。百貨店で販売している5~6万くらいの革靴がベストです。
2-2 ベルトのバックルはシンプルがベスト
スーツを着る時のベルトのバックルは小ぶりでシンプルなものを選びましょう。
カジュアルシーンではバックルが大きいモノでも問題はありませんが、ビジネスシーンにおいてはシンプルな方がスーツはカッコよく見えます。
ベルトがメインとなるような着こなしは、スーツを着用する時には適していません。大切なのはバックルの大きさや形ではなく、ベルトの色と素材感なので、革靴との相性とスーツスタイル全体の印象を考えて選んでいくことが大事になります。
2-3 ベルトは曲がっている方を選ぶ
一般的なベルトはまっすぐのストレートタイプが多いかと思います。特にカジュアル用ではストレートタイプが多いのではないでしょうか。
中には最初からやや曲がっているカーブベルトというベルトが存在します。椅子に座ったり、腰を下ろしたりするとき、必然的にお尻の部分があがってしまいます。これを何度も繰り返すとベルトが傷んでしまいます。傷みの軽減をするためにあえてカーブさせていることにより、体の動きに合わせている作りとなっています。
まとめ
今のクールビズシーズンは、特にジャケットを着る機会が減ったので、腰回りが露出し、ベルトに目がいきやすくなります。
スーツやワイシャツなど衣類もオシャレする上でもちろん重要ですが、革製品にも一度目を向けてみてください。