ビジネスシーンにおいて、白とブルーのシャツは2大定番の色です。
スーツスタイルのコーディネートはブルーのシャツをいかに合わせるかがポイント。
白無地のシャツしか着たことがないけど、白以外も着てみたいという人にとって入門用としてもふさわしいシャツです。
しかし、はじめてのブルーのシャツはネクタイをどうしたらいいかわからない、というコーディネートの相談もよくいただきます。
色が変わることでどのような印象になるのか、どのようなアイテムを合わせればよいのか。実際のコーディネートを紹介しながら解説します。
1. シャツは白とブルーの無地さえあればいい
ファッションの本場イタリアでは白とブルーのシャツしか着ない、という男性も多いです。それではコーディネートの幅が狭いと思われるかもしれませんが、イタリアの男性は皆オシャレな着こなしをしています。
その理由は、ブルーのシャツは白無地と同等にコーディネートの幅が広い点です。
ブルーのシャツは白シャツしか着たことがない人の入門用としても最適ですし、あらゆる色や柄のシャツを着てきた人が最終的に落ち着くシャツでもあります。
2. ブルーのシャツが与える印象
ブルーのシャツは濃い色から薄い色まで様々です。時代で色の濃さの傾向がありますが、ここ10年くらいはサックスブルーと呼ばれる薄い水色が主流です。
ブルーの色は誠実さや冷静なイメージと言われますが、ワイシャツのブルーは爽やかさや清潔感を与えます。
ビジネスシーンにおいても不快な印象を与えることはありません。
フォーマルシーンでは白シャツ一択のため、ブルーは避けましょう。
3. ブルーのシャツに合わせるネクタイと小物
サックスブルーの様な薄いブルーには、ネクタイは特別買い足さなくても白シャツに合わせるものと同じで構いません。
同じようなサックスブルーのネクタイはメリハリがなくなってしまいますが、それ以外はほとんどのネクタイがマッチします。
濃い目のブルーのシャツはコーディネートに気を付けましょう。黄色やオレンジ、赤といった反対色を合わせるとコーディネートがややうるさくなりがちです。
明度を下げていくとどのような色でも合わせることが可能です。赤系はエンジを、黄色系はブラウンにするとブルーに良く似合う色になります。ブルー系のネクタイの色目よりも少し暗くしてネイビーを合わせたり、グリーン系だとまとまって見えます。
ブルーとブラウンは相性が良いため、ブルーのシャツを着る時はシューズやベルトでブラウンを取り入れるとよりコーディネートが映えます。
4. ブルーのシャツとネクタイのコーディネイト5選
実際にブルーのシャツとネクタイのコーディネート例と注意点を紹介します。
スーツもネクタイもダークカラーの場合、白シャツを合わせるとフォーマルな印象になります。
シャツをブルーに変えるだけでコントラスト抑えられ、印象に柔らかさが出ます。シンプルに同系色のネクタイを合わせるのもおすすめです。
ベージュのスーツとブルーのシャツは相性の良い組み合わせです。ネクタイにはスーツと同系色のブラウン系やその他エンジ系、グリーン系、ネイビー系などが似合います。
ストライプのスリーピースは迫力があり、威厳もある印象です。
ブルーのシャツで親近感のあるコーディネートが完成します。ビンテージ柄のネクタイとの相性も抜群です。
チェックスーツは無地やストライプに比べてカジュアル要素が強いので、ブルーのシャツもマッチします。
ネクタイはストライプのような直線的なデザインよりも、小柄が馴染みます。
ジャケットスタイルにもサックスブルーのシャツは良く似合います。白シャツよりもカジュアル感がでます。
ネクタイはカジュアル感の出るニットタイや、ネクタイを外したノータイスタイルにもマッチします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ブルーのシャツの汎用性の高さがお分かりになりましたでしょうか。白しか着ないという人でも、サックスブルーの無地であれば簡単です。
使っているアイテムは同じでシャツだけ変える事で印象も変えることが出来ます。着こなしの幅が倍に増えますので、ぜひチャレンジしてみてください。