ダサい原因はコレ!チャコールグレースーツを一軍スーツに格上げする着こなしの秘訣とは。

メンズスーツの定番色と言えば、ネイビー、グレーが思い当たる人がほとんどかと思います。グレーは明るさが変わると印象が変わり、敬遠される方もいます。中でもチャコールグレーは渋くなりすぎてしまい、“おじさんぽい=ダサい”のような印象に思っている方も多いのではないでしょうか。結果からお伝えするとそんなことはありません!今回はチャコールグレーのスーツをカッコよく着こなす方法を詳しく解説いたします。

チャコールグレーとは?

グレーの中でも最も黒に近い色のことをチャコールグレーと言います。チャコールは英語で「木炭や炭」と言う意味から名づけられたグレーの色味です。

ライトグレーやミディアムグレーなどグレーには明るさがいくつかあり印象が変わります。チャコールグレーに似たダークグレーもありますが、印象としてはほとんど同じです。細かく言うとチャコールグレーよりもダークグレーの方が少し明るいイメージです。着用できるシーンも変わらず幅広く使えるので、持っていてまず間違いない色味と言えます。

チャコールグレースーツが着れる着用シーン

チャコールグレーはいわゆる「ダークスーツ」というカテゴリーに属します。その名の通り暗い色味のスーツをダークスーツと呼びます。(※ブラウンやグリーン系は属さない。)ビジネスシーンからフォーマルシーンまで幅広く使うことが出来るので礼服の次に持っておきたいスーツです。例えば、友人の結婚式お子さんの卒入学式七五三お受験用スーツなど使えるシーンは多岐に渡ります。

当店で数種類の色柄の生地を扱っていますが、年間通してチャコ―グレーの無地と紺の無地が毎年一番売れています。初めてご利用される方からも人気ですし、また長年愛用してくださっている顧客様に関してはチャコールの無地と紺の無地のどちらかは必ずと言っていいほどお作りいただいている定番の生地となっています。

なぜチャコールグレーはダサく見えてしまう?

チャコールグレーが与える印象は「落ち着き」「重厚感」「知的」と言った大人の印象が強いです。逆にフレッシュで若々しい印象を与える色味はネイビーやブルー系になります。普段ネイビー系ばかりを着ている方がチャコールグレーを着ると急に落ち着いた印象になるのでギャップが生まれ、悪く言うと老けて見えてしまうのが「おじさんっぽくなる現象」かと思います。

当店でも普段はネイビー系のスーツしか着ていなかった方はよくいらっしゃいます。着用シーンなどをお伺いする中でチャコールグレーの色味が適正だったので、あえてご提案をさせていただきました。はじめはやはり抵抗感があり、おじさんっぽく見えてしまうことを心配されていましたが、実際に仕上がった時にはその心配がなくなるほど喜ばれておりました。後日お客様から「チャコールグレーのスーツを着ると成約率が上がり、今では一番のお気に入りです」とまで言っていただけました。

チャコールグレーをダサく見えなくする方法とは?

なぜ上記の当店のお客様はおじさんっぽく見えずに済んだのでしょうか。それは、普段のネイビー系のスーツよりもカッコよく着こなすことができたからです。これはチャコールグレーに限らず、全てのスーツにも言えることになりますがポイントは3つあります。①生地の質感②サイズ感③コーディネートが最も重要です。そして、着用する場面を確立することが大事になってきます。今回は例として上記の当店のお客様と同じような大事な商談時に着用するということにいたします。

①生地の質感

生地そのものの質感は印象を大きく左右します。カサカサとした化学繊維が入った生地はスポーティな印象となるので避けた方が無難です。オススメはウール100%で滑らかなでしっとりとした肌触りと自然なウールの艶が感じられる生地がより品が出ます。今回は大事な商談時なので耐久性よりも「見た目の向上」を重視します。

②サイズ感

どんなに良い生地でもサイズ感が合っていないスーツの印象はよくありません。大事なシーンで着用するのでトレンドなどのお洒落は不要です。極端なオーバーサイズやタイトシルエットは「遊びに来たイメージ」を与えてしまうので、体に合ったベーシックなサイズが好印象に繋がります。既製品で合わない人はオーダーを検討しましょう。

③コーディネート

コーディネートも印象を左右する大事なポイントです。色を持たない無彩色のチャコールグレーは比較的合わない色はありません。だからこそ困ってしまう色とも言えます。ですが対面する相手に合わせたコーディネートができる万能性もあります。爽やかさを出したい場合はワイシャツをサックスブルーに。ネクタイの色の印象を引き出したい方は白いワイシャツが良いでしょう。いくつかコーディネートのイメージ例をご紹介します。

チャコールグレースーツのコーディネート

サックスブルーシャツを用いた爽やかコーデ

カッチリとした印象のチャコールグレーを爽やかなブルー系を入れることで中和したコーディネート。ネクタイにネイビーカラーを入れブルーグラデーションにすることで統一感が生まれます。誠実さと清潔感のある印象を与えるのでビジネスシーンには打ってつけです。相手の方もスーツであれば、どんな方からでもマイナスイメージになることはないです。

ベージュのネクタイを軸としたコーデ

ベージュには穏やかなイメージを与えることが出来る色味です。チャコールグレーとの相性もよく、柔らかい印象を演出できます。シャツはネクタイの印象を引き出したいので白シャツが良いでしょう。少しクラシカルな印象にしたい方にはこうした小紋柄を取り入れると洒落感が生まれるのでオススメです。40代以上でチャコールグレーを着ると威圧感が出てしまうので、部下と接する機会などがあれば、ベージュのネクタイを入れてみてはいかがでしょうか。

ブラックタイを用いたフォーマルコーデ

ブラックタイと訊くとお葬式のイメージが強まりますが、こうした柄の入ったブラックタイはお祝いの席で使うことが出来ます。色数を減らし、モノトーンで合わせることで、スーツの生地の良さが引き立つコーディネートとなります。モダンでシックな印象となるので結婚式やパーティシーンに向いています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

3つのポイントの内、どれか一つでも欠けていてはダサいチャコールグレーのスーツのままとなってしまいます。生地が良くてサイズが合っていてもコーディネートが合っていなければ台無しです。また、生地が良くて、コーディネートもカッコよくてもサイズが合っていなければ意味がありません。

既製品でサイズが合ってしまえば問題ありませんが、なかなか合う方も少ないかと思います。何よりも探す手間が非常に掛かります。オーダースーツであれば、探す手間も一気に省けて生地は勿論、サイズを合わせることは容易にできるのでオススメです。

ビジネスからフォーマルシーンまで幅広く使える定番のチャコールグレースーツ。是非1着オーダーしてみてはいかがでしょうか。