久々の同窓会。
気合を入れて買った高級ブランドの細身のスーツでコーディネート。
集合したとたん、旧友から「何年前のスーツだよ」と笑われる始末。
「なんで?30万もした一張羅のスーツなのに。確かに10年くらいは経ったかも…もしかしてダサい?」
とせっかくの同窓会も肩身が狭い思いをする羽目に。
スーツを着慣れない人にとって、スーツはなんでも一緒と思われるかもしれません。でも、毎日スーツを着ている人は流行を知っています。
その7年前の細身のスーツが、現代のスーツ事情に合っていないことが原因です。
今回は細身のスーツの印象と、今細身のスーツを着ている人が注意している選び方を詳しく解説していきます。
1. 細身のスーツスタイルはどう見られているのか?
スーツは細ければいいというわけではありません。
細身のスーツの印象にはメリットとデメリットが存在します。
1-1 細身のスーツのメリット
・スタイリッシュな印象
細身のスーツはお腹まわりも引き締まって見えるので、体型をスッキリした印象にできます。
ジャケットだけで細く見えるので、運動したりなど大変なことは少なくて済みます。
・見た目を若くする
細身のスーツには、着る人を若々しく見せる効果も。
「立場が上がってもおじさんっぽく見せたくない」そんな時は細身のスーツの出番です。
1-2 細身のスーツのデメリット
・細身のスーツは若い人が着るモノというイメージ
細身のスーツには見た目を若くすると述べましたが、これは時としてデメリットにもなります。
これは特に30代後半から40代の男性が失敗しやすい落とし穴です。
恰幅のいい大人が細身のスーツを着ていると、見た目年齢とスーツの印象が釣り合わず「頑張ってる感」が出てしまいます。
・細身のスーツを着る人は仕事が出来ない?
「細身のスーツを着る人は仕事が出来なそう」というイメージをよく耳にします。
貫禄が出ないですし、軽い印象になるからです。
バリバリ仕事がこなせても、細いスーツで年相応の威厳を出すことが難しいことは覚えておきましょう。
2. そのスーツは細身のスーツ?小さいスーツ?
昔と今では細身の考え方が異なります。
現代の細身スーツの主流は、写真のようなスッキリしたジャストサイズ寄りのスーツです。
対して、2000年代後半から2010年代前半は、ゆとりのないピタピタなサイズ感が特徴。今見ると小さいスーツが主流。
同じ細身と言っても、時代が違えば全く別物のスーツということです。
3. お洒落な人はみんな知っている 細身スーツを選ぶ4つのポイント
細身スーツをお洒落に着こなすには、スーツのサイズ感がとても重要。
これを間違えると、「サイズを間違えた小さいスーツを着ている」と見られてしまいます。
細身スーツを着こなしている人たちが気を付けているポイントは大きく分けて4つ。
スーツを選ぶときは、このポイントをおさえて“正しいサイズの細身スーツ”を手に入れましょう。
3-1 バスト(胸まわり)
バストは細身のスーツであってもジャストサイズ一択です。
正面から見ると差がありませんが、小さいスーツは後から見ると赤い線で囲った部分に不自然な張り付きが起きて窮屈に見えます。
細く見せたいのであれば、胸ではなくお腹周りの余裕を削ると細身に見せることができます。
しかし細くし過ぎると、ボタンを留めた時にシワが出来て小さいスーツになってしまうので注意しましょう。
3-2 ジャケットの着丈
ジャケットの着丈が短すぎても窮屈な印象を与えます。
赤いお尻のラインからの距離に注目してください。小さいスーツはお尻が半分以上見えてしまっています。
窮屈で小さいという印象を与えないように、最低でもお尻は3/4ほど隠れる着丈にしましょう。
3-3 太ももまわり
スラックスのモモは、ゆとりがなさすぎると窮屈でサイジングを失敗した印象を与えます。
モモのサイズ感は普段スキニージーンズなどを穿いている人が特に失敗しやすいポイントです。
小さいスーツは青い線で示した通り、内側に食い込んでゆとりがないのでピチピチに。青い線の横のシワも小さいサインです。
程度な余裕があれば、緩やかなラインになります。立った時のラインを確認して、窮屈なラインが出ないようにしましょう。
3-4 スラックスの裾
スラックスの裾においても、適切なサイズを知らないと「スラックスのサイズ間違えてない?」と思われる可能性があります。
すっきりみせるのであれば、程よく裾口を絞ったくるぶしに掛かる程度の丈がベスト。
×は丈が短い+ゆとりがないので、小さく見えてしまいます。
まとめ
いかがでしょうか。細身のスーツと細すぎるスーツは全くの別物ということがお分かりいただけたでしょうか。
4つのポイントに注意してスーツを選べばサイズ感は完璧です。
細身のスーツをスタイリッシュに着こなして、自分の魅力を底上げしましょう。