スーツの着こなしにおいて、スラックスの丈の長さは重要なポイントです。
たとえ良いスーツを着ていても、スラックスの長さがおかしければスーツのシルエットが崩れます。
そこで今回はスラックスの長さの種類・長さを決めるポイントについて写真を交えて紹介します。
1.スーツスラックスの長さの種類を覚えよう
スーツの裾の長さはクッション＝たるみ具合で長さが分かれています。
フィッティングの際によく聞かれることなので、ここでは長さの種類について解説していきます。
1-1 ワンクッション
スーツのスラックスの裾が靴の甲に当たり、折り目が1つ出来る長さです。
清潔感があって、歩いていても靴下が見えない長さです。
裾幅が20ｃｍ以上のスーツに向いています。ビジネスからフォーマルまで幅広く使えます。
1-2 ハーフクッション
裾の前部分が靴に当たり、わずかにたわむくらいの長さです。
スッキリした印象になるので多くの方に好まれています。
裾幅が20ｃｍ以下の細身のスーツに向いています。ビジネスからフォーマルまで幅広く使えます。
1-3 ノークッション
裾が靴の甲に当たらない長さです。
裾幅が18cm以下の細めの裾口のスーツのスラックスに合います。
2. 長さはスーツスラックスの太さで選ぶ
長さを決めるうえで重要なのが、スラックスの太さとのバランスです。
ここで、シルエット別に解説します。
2-1 細身のスーツスラックスの場合
スラックスが細い場合には、ハーフクッションが適正な長さです。
ノークッションは短くなりすぎない様に長さに注意しましょう。
ワンクッションなど長めにすると、裾口が細いのでシューズの甲に布がたまってもたつきます。
2-2 太めのスーツスラックスの場合
スラックスが太い場合はワンクッションなど長めがいいでしょう。
太めのパンツは裾幅が広いので靴の甲にかかるくらいが綺麗に見えます。
裾が広いパンツのノークッションは着こなしが少し難しくなります。
中途半端な太さの場合は少し長めのハーフクッションもいいでしょう。
3. おしゃれに見えるスーツスラックスの長さは？
おしゃれに見えるスラックスの裾の長さは、ハーフクッションが今の主流です。
年代問わず、ややスッキリめの傾向にあります。
ワンクッションやノークッションにされる場合はフィッターに相談するといいでしょう。
4. スーツスラックスのフィッティング時のポイント
正しい股下で裾上げをしてもらったのに、「短い」と感じる場合は適正位置よりもウェストを上げすぎて履いているのが原因です。
ウエストの適正位置は腰骨に合わせるくらいが基本です。
ウエスト位置を固定して正しい姿勢でフィッティングしましょう。
またスラックス全体のサイズ感も大切です。こちらもご覧ください。
まとめ
スーツをカッコ良く着こなすには、裾の長さは重要なポイントです。
せっかくいいスーツを着ていても裾の長さが合っていないと台無しです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
