ネクタイを購入するとき、通常は色と柄を見ながら選びます。
洋服と違ってサイズがないから当然です。
でも、実はネクタイには幅の種類があり、スーツの襟幅に合わせて選ぶのが基本です。
今回は、スーツに合わせるネクタイの幅について解説します。
1. ネクタイの幅とは
ネクタイの幅とは、ネクタイの大剣の一番広い部分の幅を指します。
現在販売されているネクタイでは6.0㎝から7.0㎝をナロータイ、7.5㎝から8.5㎝を標準幅、9.0㎝を超えるものはワイドタイという基準になっています。0.5㎝刻みで規格されています。
2. スーツの襟幅とネクタイの幅を合わせる
ネクタイの幅の選び方はスーツの襟巾と近い幅を選ぶとバランスよく決まります。
ぴったり同じではなくとも、スーツの襟巾が8.0㎝であればネクタイは7.5㎝から8.5㎝という基準で合わせます。
スーツの襟(エリ)幅に関しては詳しく知る場合はこちら
https://supremo.jp/blog/textbook_suit_lapel/
3. ネクタイを正しい長さで結ぶ
ネクタイは大剣の先がベルトにかかるくらいの長さに結びましょう。
ネクタイは首の部分にあたる細い部分から大剣に向かってシェイプがあるため、正しい長さで結ばないとせっかくネクタイの幅とスーツの襟幅を合わせてもバランスよく見えません。
長く結び過ぎてしまうと、ボタンを留めたときにネクタイの細い部分がVゾーンに位置しますのでアンバランスです。また、反対に短く結ぶと太く見えます。
正しい長さで結べばスーツのフロント釦を外した時にもちょうどよく見えます。
ボタンを留めて大剣が隠れても、Vゾーンに見えるネクタイの幅とスーツの襟巾のバランスが良く見えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ネクタイは色や柄がたくさんあり買う時に目移りしてしまうアイテムのため、幅を見落としがちです。わずか0.5㎝の違いですが、この法則をしっているのといないとではコーディネートに大きな差が出ます。
手持ちのネクタイもスーツの襟幅に合わせてコーディネートしたり、次回購入時の参考にしたり、ネクタイの襟巾に注目してください。