正しいサイズの礼服を持っていますか?
結婚式でスピーチをする時、5年前に買ったピチピチの礼服を着ていたらせっかくの晴れ舞台も台無しです。
礼服は着る機会が少ないのであらためて買うのがもったいない、という気持ちもわかります。
でも、礼服こそきちんとしたものを準備する必要があり、既製品よりもちゃんとしたオーダーの方がコスパが高いと言えます。
今回は礼服をオーダーするメリットを解説します。
1. 礼服はあらゆる人から見られている

たまにしか着ない礼服にキチンと投資をする人は、メリットがたくさんあります。礼服を着るのは大切な場面ばかりのため、そこで合う人と深いつながりになることは人生で重要度が高いです。
結婚式に出席する例を見てみましょう。新郎側の友人、部下、上司、に選ばれて出席するため、まわりの人たちは新郎との関係性に注目しています。
新郎側のスピーチをする上司がバブル期に流行ったダブルの大きな礼服を着ていたら、さぞかし新郎は自分の上司ながら恥ずかしい思いをすることでしょう。
体型が変わってサイズの合わない礼服を無理やり着ている姿も、自己管理やマナー、常識の価値観を疑われてしまいます。

そして、このようなイベントは写真や動画として永久に残り続けます。
自分だけではなく、関係する人にも影響を与えてしまう礼服の印象はキチンとしたいところ。着用回数が少ない礼服だからこそオーダーするメリットを解説します。
2. 礼服(フォーマルスーツ)のサイズ

自分に合ったジャストフィットの礼服を手に入れるために、オーダーで作るという選択肢があります。
既製品の礼服はお直しには限界があります。ジャストサイズで着るにはある程度の修理コストと型崩れのリスクがあります。
また、既製品はサイズにもトレンドがあり、購入する年によって流行が異なります。
5年前の既製服は礼服であってもかなりタイトフィットでショート丈のものが出回っていました。今見ると礼服にはふさわしくない細さのものもたくさんあります。
また、10年前や15年前の礼服はゆとりがありすぎたり、着丈も長すぎる設定のものが多いです。
サイズはオーダースーツの最大のメリットです。いつの時代も普遍的なサイズ感で礼服を作ることが出来ます。
3. 礼服(フォーマルスーツ)のデザイン
変化が少ないと思われるスーツでもデザインは時代を表わします。
一昔前の礼服と言えばゆったりしたダブルスーツ。今、20代30代で着ている人はいません。
引用元:https://www.fashionsnap.com/article/2019-02-14/heisei-office-style/
今の一般的な礼服のスーツのデザインでいうと、Vゾーンの広さ、衿巾、ゴージ、などに時代が現れます。
あまりトレンドのデザインを取り入れすぎる、と5年後に古臭いスーツになります。
オーダーのメリットは長く着ることが出来る定番的なデザインを作ることが可能です。
この先10年を考えると、みぞおちより少し低い位の2つボタン、8㎝から8.5㎝の衿巾、ゴージも今の低くも高くもない位置にしましょう。

4. 礼服(フォーマルスーツ)を作る時の注意点
メリットの多い礼服のオーダーですが、いくつか注意点があります。
4-1. 礼服の準備は早めに

オーダーの礼服の場合は準備は早めにします。
オーダーは最低でも1か月時間がかかります。イベントの日が決定してからでは遅い時もあります。
ビジネスマンであれば、いつ何時で何がおきるかわかりません。いざという時に焦らないように、予定がなくても礼服をオーダーして準備しておきましょう。
4-2. 礼服のサイズを確認しておく

ぴったりのサイズで作ったオーダースーツでも、数年経って体型が変わると着られなくなることもあります。
礼服着用の日が決まったらすぐにサイズチェックをして、もし合っていないようであればテーラーに相談しサイズ修理をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。たまにしか着ない礼服ですが、手を抜いてしまうと一生の恥になりかねない事がおわかりになりましたでしょうか。
1着きちんとしたものを持っていればよいので、親しい人との関係性を良好に築くためにも自己投資と考えてみてください。