ビジネスシーンにおいてジャケットがマストアイテムになっています。
「今日会う人たちはいつもカジュアルな格好だ」「シャツ一枚では初めての商談に失礼」と、仕事のデキる男性は場面に合わせてファッションを変えます。
でも、初めてのジャケットスタイルはスーツと違って選択範囲が広いので難しい印象がありますが、次の【6つのSTEP】で揃えていけばジャケットデビューも簡単です。
STEP1 基本のネイビージャケットを手に入れよう
まず初めの1着目は、必ずネイビー無地のジャケットを揃えてください。
理由はズバリ、どんなアイテムとも相性が良く、ビジネスのあらゆるシーンにマッチするためです。
素材はウール100%が良いです。肩パットが入っていない、薄い芯のアンコンジャケットというものが主流。
色は濃紺~紺くらいであればOK。ネイビージャケットの着こなしを覚えていくと大きなメリットになります。なぜなら、今後さまざまな色柄のジャケットが増えたときに、ネイビージャケットで揃えたアイテムが全てコーディネートできるからです。
ネイビージャケットに必要なアイテムは、汎用性の高いのです。
STEP2 パンツを3本用意しよう
ジャケットが揃ったら、次はスラックスを揃えましょう。
①ベージュのチノパン
②ライトグレーのウールスラックス
③ミディアムグレーのウールスラックス
チノパンを合わせると“ジャケパン”と呼ばれるスタイルになり、ウールのスラックスよりもカジュアルな印象に。スーツやジャケスラでは少しかたいかな、という時にピッタリ。
ウールのパンツはスーツと同じくらいのかっちり感が出ます。コーディネートに幅を出すため②ライトグレーと③ミディアムグレーの2本を用意しましょう。まずはこの3本があれば大丈夫です。
STEP3 ジャケットスタイルに合わせるシャツのポイント
シャツはワイドカラーを用意しましょう。
ジャケットスタイルではネクタイを締めたスタイルとノータイを併用することが多くなります。
ノータイ=ボタンダウンというイメージが強いですが、最近の主流はワイドカラーが多く使われます。
スーツでよく使われるレギュラーカラーはジャケパンスタイルには少しミスマッチ。ワイドカラーであればノータイであっても衿が開きスマートに見えます。
色や柄は、この3種類があれば大丈夫です。
①白無地
②水色無地
③ブルー系のストライプ
STEP4 ネクタイ、チーフ、シューズ、を揃えよう
“ジャケパン”と“ジャケスラ”で少しアイテムを変えると統一感が出ます。
例えば、チノパンを合わせる“ジャケパン”には通常のネクタイよりも、ニットや異素材がマッチ。春夏であれは麻混タイ、秋冬であればウールタイなど。
シューズはカジュアル感を出すために、ひも靴であればこげ茶や明るめの茶がおすすめ。ローファー靴はカジュアル感をより強めます。
ウールのスラックスを合わせれば、スーツに合わせているアイテムがそのまま使えます。
シルクのネクタイ、シルクまたはリネンのチーフ、ドレスシューズが合いますね。
STEP5 揃えたアイテムを着まわしてみよう
揃えたアイテムを着まわしてみましょう。
ジャケットを中心にパンツ、シャツ、タイ、靴、どのように着せ替えても、すべてが汎用性の高いアイテムなのでしっくりきます。
これらのアイテムをグルグルと入れ替えていくだけで、あらゆるビジネスシーンにおいてもマッチするジャケットスタイルが完成です。
STEP6 ジャケットの幅を広げよう
ネイビージャケットの着回しをマスターしたら、次はジャケットを1着追加するだけで着こなしの幅が2倍に増えます。
2着目以降のジャケットの色柄は次がおススメです。
①ブラウン or ベージュ系無地
②ネイビー or ブルー系チェック
③ブラウン or ベージュ系チェック
ビジネスにふさわしいジャケットの色柄は、これらの色柄から選ぶのがおすすめです。
ジャケットを手に入れたら、ネイビージャケットで揃えたパンツやネクタイなどを合わせると、不思議なことに全てがマッチします。
これらのバリエーションを着まわしているうちに、「今日は商談だからジャケスラにネクタイだな」「食事があるのでブラウンのジャケットだ」と、ドレスとカジュアルのバランスもわかるようになります。
スーツと違って、上下の組み合わせで着回しのバリエーションが広がるのがジャケットスタイルのメリットです。
番外編 オフスタイルにジャケットを取り入れよう
ジャケットはビジネスにしか着ないのではもったいないです。
揃えたジャケットをカットソーの上に羽織れば、デニムとスニーカーにもすんなり馴染みます。簡単に大人のジャケットコーディネートが完成できます。
まとめ 着こなしパターンが無数に
いかがでしたでしょうか。アイテムを揃えていく順番が大切な事がわかっていただけたかと思います。
ショップに行くと、「このジャケットにはこのシャツ、このネクタイがいいですよ」とコーディネートをしてくれます。ただ、アイテム一つ一つが良かったとしても、いざ他と組み合わせようとしたらよくわからない、ということを誰もが経験しているはずです。
上記の6つのステップ通りにジャケットとアイテムを揃えていけば、着こなしパターンは無数に増え、ビジネス以外のファッションも充実します。
ぜひビジネスでジャケットを着たいと思っている方は参考にしてみてください。