今こそ挑戦したい!タブカラーシャツ

「タブカラー」という言葉を聞いたことはありますか?

雑誌などで見かけたことはあっても、実際に着たことがある方は少ないかもしれません。

ですがこのシャツ、じつは“知る人ぞ知る「お洒落好き」の間で密かな人気アイテムなんです。

今回は、そんなタブカラーシャツの魅力を基礎から徹底解説。

着用シーンやコーディネート例も交えて、タブカラーを取り入れるヒントをお届けします。

✔ タブカラーに挑戦してみたい

✔ 持ってはいるけど出番がない

✔ 少しだけ差をつけたい

そんな方は、ぜひ参考にしてみてください。

今回はタブカラーシャツ基礎から着用シーン、オススメのコーディネートなど紹介していきます。

1.タブカラーシャツとは

タブカラーとは、左右の襟を繋ぐ紐(タブ)が施されている襟(カラー)のことを指します。

ネクタイを締めた後に下から紐をかけることでネクタイを立体的に見せる事が出来ます。

また、タブカラーには衿の形が2種類存在します。衿先が尖っているレギュラータイプと丸い衿型のラウンドタイプの2種類です。

余談ですが、タブカラーと同じ役割のピンホールカラーという襟も存在します。

ネクタイを締めることを前提としたデザインなので、ノータイスタイルには向きません。

2.タブカラーシャツの印象

ネクタイを立体的に見せる事が出来るので、奥行きが生まれ、より華やかでお洒落な胸元を演出できます。

更にネクタイにディンプルを加えることで更に胸元に華やかさをあげることができるのでお勧めです。

また、タブカラーシャツはあくまでもオシャレアイテムであり、フォーマル感は通常の衿のシャツより低めなので、着用シーンを間違えると軽い印象になってしまうこともあります。

3.タブカラーの着用シーン

タブカラーは先程も述べたように、着用シーンに向き不向きが存在します。

着用シーンを間違えると華やかな印象が逆効果になるので、どんなシーンでの着用が向いているのかを覚えておきましょう。

3-1.ビジネスシーンでのタブカラー

基本的にビジネスシーンでの着用は問題ありませんが、職場の雰囲気には要注意。

保守的な業界や、黒・濃紺のスーツが主流の企業では浮いてしまうことも。

例えば…

  • 重要な商談

  • 経営層との面談

  • クレーム対応

こうした場面では、あえてシンプルなレギュラーカラーを選ぶのが賢明です。

一方、営業職など「見た目の印象」が重要な職種だと、好印象を残せるアイテムになるでしょう。

3-2.ビジネスカジュアルでのタブカラー

ビジネスカジュアルのジャケパンスタイルは、タブカラーとの相性がいいので更にお洒落に見えます。

ただし以下はNG:

  • ノータイ(タブが表に出て見栄えが悪くなります)

  • 厚手のニットタイ(タブと干渉して首元がもたつきます)

細いシルクタイとの組み合わせがおすすめです。

3-3.結婚式やパーティーでのタブカラーシャツ

友人の結婚式やカジュアルなパーティーでは、タブカラーの華やかさがぴったり。

周囲と少しだけ差をつけたい場面で、大人のお洒落をさりげなく演出できます。

ただし、親族の結婚式などかしこまった場では、より格式のあるレギュラーカラーのほうが安心です。

3-4.就活と転職でのタブカラーシャツ

面接や就職活動などかしこまった場面などにタブカラーは向いていません。

「個性を出す=ルールを破る」ではなく、「基本を守ったうえで中身で勝負」が鉄則です。

特に面接では一般的なビジネスマナーが守れるかなども担当者に見られていますよ。

4.タブカラーシャツ×おすすめコーディネート

ここでは実際の着こなし例をご紹介します。

4-1.スリーピースにタブカラーシャツを合わせる

ベスト付のスーツであるスリーピーススタイルは、タブカラーと一緒で華やかな印象になるので相乗効果があります。

特に華やかさの活かせる結婚式やパーティーシーンでおすすめです。

4-2.ツーピースで合わせる

ジャケットとスラックスの通常のスーツスタイルでも、タブカラーを入れることで十分華やかでおしゃれな印象になります。

スーツはビジネスの定番であるグレーとネイビー、どちらを選んでもOKです。

無地やシャドー系の柄でも襟元で主張が出来ますが、より主張を強くしたいときはストライプのスーツに合わせると華やかさが増します。

4-3.ジャケパンスタイルのタブカラーシャツ

ジャケパンスタイルにも応用可能のタブカラー。

定番のレギュラーカラーやセミワイドカラーとは違って、襟元がお洒落になるので、ジャケパンスタイルにも合わせることが出来ます。

タブカラーシャツのまとめ

いかがでしたでしょうか。

  • タブカラーはネクタイを美しく見せるための仕掛け

  • 着用シーンを選べば、ビジネスからパーティーまで幅広く使える

  • ノータイやニットタイとの相性には注意

タブカラーシャツは、一見クセの強いシャツと思われがちですが、ポイントを押さえれば日常のコーディネートにすんなり溶け込みます。

いつも着ているレギュラーカラーやワイドカラーに飽きてしまった方、お仕事でもお洒落を楽しみたい方は、ぜひタブカラーに挑戦してみてください。