「無地のスーツは持っているけど、柄物のスーツって手を出しづらい」という方の声をよく聞きます。
「派手に見えるのが嫌だ」「シャツ・ネクタイとの組み合わせが面倒そう」
このような方には「ヘリンボーン柄」のスーツをおすすめです。
今回はヘリンボーン柄とは?から多岐にわたる使い勝手の良さをご紹介します。
1. ヘリンボーン柄とは?
そもそも「ヘリンボーン」とは何のことでしょう。Herringとは魚のニシンのことで、そのbone(骨)です。魚の骨のような模様のことをいいます。
建築関係やご自身の住宅を建てたことのある方は、思い当たるかもしれませんが、お部屋のフローリングの張り方として有名でもあります。
余談ですがこの床の張り方は、実はとっても手間がかかるので高級な床の張り方なんですよ
2. ヘリンボーン柄スーツの特徴
それでは、スーツのヘリンボーン柄はどんな特徴があるのでしょうか。
基本的にスーツ生地で表現されるヘリンボーン柄の色使いは1色です。
生地の織り方で模様を表現する「織り柄」の一種です。
織り柄には他にシャドーストライプやバーズアイなどがあります。
このように、同色の糸で織られる為、柄とは言っても非常に控えめ。2.3m程離れてしまえばほぼ無地に見えるくらい落ち着いた柄です。
最初に触れたように、柄物のスーツに苦手意識を持っている方でも、挑戦しやすい柄なのです。
言い方を変えれば、一見無地に見えるが近くで見るとさりげなく柄のあるとてもお洒落な生地柄です。
スーツの生地柄は、フォーマル度を表す目安にもなります。もっともフォーマルな柄から無地→織り柄→ストライプ→チェックとなります。
そうすると、ヘリンボーン柄はフォーマル度も高めの位置づけとなりますね。
無地よりリラックスした雰囲気で、ストライプ柄よりは落ち着いた印象となります。
3. 着用シーン
上記の特徴を踏まえると、着用シーンは多岐にわたります。普段のお仕事はもちろん、お子さんの卒入学式や七五三などのイベントも問題なく着用可能です。
結婚式は基本的にはブラックスーツですが、昨今では様々なスタイルで開かれるので、カジュアル目な式でしたら着用出来ます。
唯一避けるべきなのは、葬儀・通夜などの弔事です。弔事は喪服を着用しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このようにヘリンボーン柄のスーツは汎用性が高く、かつ高級感も演出出来るおすすめのスーツ柄です。
もし、スーツの新調を考えている方、柄物を増やしたいけどどう選べばよいかわからない方など、参考にして頂ければ幸いです。