スーツは何着あればいいのだろう。といった相談をよく受けます。
スーツは消耗品ですので、毎日同じスーツを着続けることは傷みを早めてしまいます。
そこで今回は、新社会人と一般のビジネスマンに分けて、必要なスーツの着数とおすすめの着回し方法、そしてプライベートでも持っておくべきスーツをご紹介します。
1. ビジネスにおける必要なスーツの着数
新社会人のスーツの着数
社会人1、2年目の場合、たくさんのスーツを持つことは難しいかもしれません。それでも最低3着は持っていて欲しいです。
スーツは1日着ると、汗を吸収しシワも発生します。そのため1日着たスーツは、2日は休ませて汚れなどの蓄積を軽減させます。
週5日スーツを着るのであれば、3着のローテーションで着まわしましょうう。
ビジネスマンのスーツの着数
3年目以降になると、仕事の幅も広がります。時には大事な商談やイベントがあり、「勝負スーツが欲しい」と考える方も多くなります。
また1年目や就活の時に着ていたスーツもそろそろ傷みが出るころかもしれません。
3年目以降のビジネスマンの場合、スーツの選択肢を広げて5着または6着を目安に増やしていくのが良いでしょう。
2. おすすめスーツの組み合わせ
新社会人のスーツの組み合わせ
手持ちのスーツが3着の場合のおすすめの組み合わせを解説します。
社会人1、2年の場合は、派手でインパクトのある印象を与える必要はありません。とにかく清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
最も清潔感のあるスーツの色といえば、ネイビーです。
1着はネイビーの無地のスーツ、2着目は落ち着いたストライプスーツなどの柄物が良いです。
また3着目は少し雰囲気を変え、落ち着きのある印象のグレーのスーツを持つと、バランスの良い組み合わせとなります。
ビジネスマンのスーツの組み合わせ
上記のような揃え方を中心に、着数が増えても同じ色柄のスーツばかりにならないように気を付けましょう。
また、スーツを季節ごとに分けることも大切。日本の気候は温度差が激しいので、それぞれの季節にあったスーツを選べば快適に過ごすことが出来ます。
季節ごとのスーツは、春夏と秋冬と大きく2つに分けて揃えていきます。
春夏は涼しげなブルーを中心としたやや明るめの組み合わせ、秋冬は落ち着きのあるシックな色柄のスーツで揃えると季節感が演出できます。
ただし、すべてを奇抜な色柄で揃えないでください。
1、2着程度はどんな場面でも着ることの出来る紺無地や、チャコールグレーの無地を持っておきましょう。
3. プライベートで持っておくべきスーツ
お仕事以外でもスーツを着る機会は必ずあります。
代表的なのが冠婚葬祭。この時に使うのがいわゆる「礼服」です。基本的にはブラックスーツで、光沢のあまりない黒無地を指します。(この他にモーニングやタキシードもあります。)
この黒無地のスーツは、一般的にビジネスで使用することはほぼないので、普段使いのスーツとは別で準備しておく必要があります。
また余裕ができた場合、パーティなどお祝いの席用のスーツも持っておくと良いでしょう。光沢のある生地や3ピーススーツなどで華やかに身を包むことで、その場をより楽しむことも出来ます。
まとめ
同じスーツを着る頻度が多いと、まわりから「いつも同じスーツ着ているな」と思われてしまいます。
最初はスーツの数を揃えるのに苦労しますが、一度揃ってしまえば1着1着を大切に長く着ることが出来ます。かえってコスパは良くなるのかもしれません。
皆さんも一度ご自身のワードローブを見直してみてはいかがでしょうか。