お医者様は普段スーツを着ないので、こうしたご相談をよくいただきます。
「学会」と言っても様々な種類があると思います。
今回はスーツを着るフォーマルな学会や、カジュアルな学会、それぞれのおすすめの服装や注意点をご紹介します。
1. 学会の服装のルールは?
学会に参加する服装にはっきりとしたルールはありません。
ただ、あくまで知識・技術の向上や研究成果の発表の場なので、あまりカジュアルな服装は向きません。
どうしようかと迷った際に間違ないのは、スーツまたはジャケットスタイルです。
2.学会の雰囲気で使い分け
学会のジャンルによっては比較的カジュアルな場合もあれば、フォーマルなスーツを着た方が多い時もあります。
何度も同じ学会に参加している場合は、その場の雰囲気が分かると思います。
デザイン関係などの学会でカジュアルな服装の方が多い場面では、ジャケットスタイルが無難です。
3.スーツ
スーツの場合、どんな所に注意したほうが良いのでしょうか。
大前提として、「華美」になり過ぎないことです。
フォーマルな位置づけとされている「スーツ」ですので、基本的には大柄のチェックや奇抜な色合いの生地は避けたほうが無難。
かといって、真っ黒の無地も冠婚葬祭というわけではないので、控えめな柄物やネイビー・グレーなどの無地がおすすめです。
▲ おすすめはこちら
▲ こちらはNG
3-1.スーツのサイズ感
どんなデザインのスーツを着るのかと同じくらい、サイズ感も重要なポイント。
ゆとりのないピタピタなスーツや、楽だからと言って2サイズもゆとりのあるスーツは避けたいところです。
おすすめのサイズ感の目安は下記のモデルをご覧ください。
ジャケット・・・着丈は股上周辺、袖の長さはシャツの袖が見え隠れする程度。
フロント釦のゆとりは拳が縦に一個入る程度が目安です。
スラックス・・・丈の長さは靴に少しクッションが入る程度が標準です。
ゆとりは立った状態でモモ・ヒザ・ふくらはぎにかけ適度な隙間があるサイズ感がおすすめ。
3-2.ワイシャツの合わせ方
ベーシックなダークトーンのスーツであれば、白の無地で襟のデザインはレギュラーまたはワイドカラーが最もおすすめ。
ボタンダウンカラーは、既製品でも多いですが、フォーマルなスーツスタイルには相応しくありません。
少しお洒落を意識する際は、薄いブルーなども、比較的どんなスーツにも合いますのでおすすめです。
シャツもインナーだからといって、適当なサイズにならないよう気をつけましょう。
3-3.ネクタイ・靴の合わせ方
ネクタイもかしこまったルールはありません。
無難な装いを目指すのであれば、奇抜なデザインを避ければ大丈夫です。
靴は黒のストレートチップシューズ(上記写真)が最もフォーマルなデザインです。
極端に明るいブラウンや、ローファーはカジュアルなため、スーツには合いません。
4.ジャケットスタイル
スーツほど堅苦しくなくて良い学会の場合、ジャケットスタイルがおすすめです。
とは言ってもジャケットも様々。
最も安心なスタイルは、グレーのスラックスに紺無地のジャケット。
インナーはシャツまたはポロシャツを中心に合わせましょう。
この組み合わせをベースとして、少しずつ柄物や色味を増やしていくと、グッとお洒落度が増します。
4-1.シャツ、靴の合わせ方
スーツよりもややカジュアルになるため、シャツや靴などの小物もそれに合わせると装いが自然にまとまります。
シャツはオックスフォードと呼ばれるややざっくりとした生地感で、ボタンダウンカラーが定番。
チェックなどの柄物もおしゃれに見せることができます。
靴はスーツに合わせるような黒のフォーマルなタイプよりも、ローファーなどのリラックス感のあるデザインがおすすめです。
5.季節による注意点
夏や冬における学会での着こなしワンポイントをご紹介します。
5-1.夏
ドレスコードが厳しい場合を除き、真夏もボトムスはスラックス、またはチノパンです。
暑いからといって半ズボンやサンダルはやりすぎです。
上はワイシャツまたはポロシャツが無難で、どちらも裾はパンツインをするとビジネスライクな印象となります。
クールビズの時に注意したいのはシャツの衿型や革靴です。
衿の形はネクタイを付けることを前提としたレギュラーカラーなどは格好がつきません。
衿の角度の広いワイド系またはボタンダウンを選ぶと首回りがスッキリ納まります。
5-2.冬
寒い冬はジャケットのインナーにニットを合わせる方も多いはず。
その際は、ニットの素材や網目の細かさに気を配ると、オシャレ度がぐっと増します。
ジャケットなどのかっちりとした服装に合うニットの素材は、ウールやカシミヤなどの天然繊維です。
また網目は、ローゲージと呼ばれる粗く大きい網目よりも、目の詰まったハイゲージと呼ばれるタイプを選びましょう。
そうすることで、暖かさ・上品さの両方を保つことができます。
6. 発表者の服装
ご自身が登壇し、発表などをする場合にはやはりスーツです。
色柄も無難なものであれば問題はありません。
ただし、サイズの合っていないスーツや古く傷んでしまったスーツは周りの印象もご自身のモチベーションも良くなりません。
もし、手元にしっかりとしたスーツがない場合は、新調することをおすすめします。
7.たまにしか着ないからこそ、上質でサイズの合ったスーツを
お医者様など、普段スーツを着ない方は、選び方やサイズが合っているのか不安になりますよね。
また、たまにしか着ないからと、安価な既製品を着続けてしまう人も。
しかし学会は、同業やかつての仲間とも顔を合わせる重要な場面。
せっかくなら、きちんとしたスーツを着ることをおすすめします。
スプレーモでは、今までも数多くの学会用のスーツを作ってきました。
当店の扱うゼニア生地は、スーツが仕事着のビジネスマンの憧れの生地ブランドのひとつ。
上品な光沢と、肩ひじ張らない軽やかさが最大の魅力です。
サイズ感も、全身数十カ所に及ぶサイズ調整を行い、学会に最適なシルエットをご提案します。
学会用のきちんとしたスーツが欲しいとお考えの方は、当店でのオーダーがおすすめです。
相談のみのご予約も承っています。
お電話でのお問い合わせもお待ちしております。
TEL:0120-112-903
学会にふさわしいスーツのまとめ
高級スーツの基礎知識
学会やフォーマルなイベントで重要になるのは、第一印象です。
特に、研究者にとってのスーツはその印象を左右する重要な項目となります。
あなたにふさわしいスーツを選びましょう。
高級スーツ
高級スーツは、品質の良さや仕立ての良さが一般的なスーツとは一線を画します。
しっかりとした生地と洗練されたデザインが、フォーマルなシーンでの自信を後押ししてくれるでしょう。
例えば、ゼニアなどの高級ブランド生地を使ったスーツは、洗練された見た目と快適な着心地を提供します。
これは学会のような重要なイベントにぴったりです。
高級オーダースーツの魅力
高級オーダースーツは、既製品では得られないフィット感とパーソナライズされたスタイルが魅力です。
自分の体型に合わせて仕立てるため、着心地が抜群ですし、長時間の着用にも耐えられます。
細部にこだわったデザインや素材選びも楽しめるため、特別なシーンでの自信がどんどん深まります。
学会におすすめの色目
学会に参加する際は、洗練されたスタイルが求められます。
シンプルでありながらも品格を感じさせるデザインが理想です。
特に、ネイビーやチャコールの「高級スーツ」は、落ち着きと信頼感を演出します。
いかがでしたでしょうか。
学会に赴く際の服装に悩みのある方に、少しでもお役に立てれば幸いです。