「なんだかスーツ姿がキマってない…」
そう感じる人の多くは、袖丈が原因かもしれません。
実は、スーツをスマートに着こなしている人の共通点は、「袖の長さが絶妙に合っている」こと。
この記事では、スーツとシャツの理想的な袖丈のバランスや、袖が長すぎるとどう見えるのか、そして簡単な調整方法まで、スーツ専門店がわかりやすく解説します。
1. スーツの袖丈、どこを測る?

スーツの「袖丈」は、肩山(肩の縫い目)から袖口までの長さのことを指します。
見た目の印象に直結するため、スーツ選びでもっとも気をつけたいポイントのひとつです。
2. スーツの袖丈が合っていないと「だらしない」印象に

袖が手の甲にかかるほど長い…サイズが合っていない、借り物のように見えます
シャツのカフスが見えすぎている…小さすぎるスーツに見えて不自然です
袖丈ひとつで「清潔感」や「信頼感」に大きく差がつきます。
3. 正しい袖丈の目安は?

当店では、お客様の身長に応じて以下を目安としています。
身長 | スーツの袖丈の目安(親指からの距離) |
---|---|
約170cm | 約11cm |
約180cm | 約13cm |
手を軽く90度に曲げたとき、手の甲にギリギリ触れるくらいが理想。
この長さなら、シャツのカフスが約1〜1.5cmほど自然にのぞく美しいバランスになります。
※ 左右で腕の長さが異なる場合は、それぞれに合わせましょう(オーダーで対応)。
4. シャツの袖丈が違うと見え方も変わる

「シャツは裄丈84cmと決めてるから、それに合わせてスーツを…」
このようなお声をいただくこともありますが、実際にはシャツの袖の見え方は個体差が出ます。
その理由は以下のとおりです。
綿素材は洗濯で縮みやすい
カフス部分が手首で止まる位置に個人差がある
ブランドや仕様によってカフスまわりのゆとりに差がある
つまり、シャツの「見え方」は一定ではないのです。
5. 袖の見え方を安定させるには?

正解は「シャツをスーツに合わせる」こと。
スーツに合わせてシャツを調整すれば、常に一定の見た目になります。
ポイントは「カフスのサイズ調整」。

シャツのカフスが手首でしっかり止まるように、カフスボタンの位置をつけ直すだけで、袖の見え方は驚くほど整います。

6. 既製品スーツは袖丈直しが必須!
量販店などで購入した既製品スーツは、そのまま着ると袖丈が合っていないケースが非常に多いです。
当店でもスーツの「袖丈お直し(修理)」を承っております。
「袖が長くて野暮ったい…」「買ったけど着る気がしない」そんなスーツがあれば、一度ご相談ください。
一緒に下記のお直しもできます。
裾上げ(パンツ)
ウェスト直し(パンツ)
まとめ 袖丈でスーツの印象が決まる
スーツを美しく着こなすには、袖丈の最適化が不可欠です。
スーツの袖は、身長・腕の長さに合わせて11〜13cmの差で設定
シャツはスーツに合わせて見える長さを調整
見栄えを整えるにはカフスのボタン調整やお直しも活用
当店なら「袖丈」も自在に調整可能
当店では、一人ひとりの腕の長さに合わせたオーダースーツをご提供しています。
既製品スーツのお直しも対応可能ですので、「袖が合ってないな」と感じたら、お気軽にご来店ください。
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