大事なイベントや重要な商談にお気に入りのワイシャツを着たい。
でも、「明日必要なのに今からではクリーニングが間に合わない…」
こんなあるあるの出来事がよく起きます。
ただ、家でシャツのアイロンがけさえできればこのような思いをしなくても済みます。
アイロンがけは難しいし、一度アイロンをかけたところがシワだらけになるなどストレスに感じる人も多いようです。
こちらの手順に沿って頂ければ、クリーニングから戻ってきたような仕上げも可能です。
1. シャツのアイロンに用意するもの
① 家庭用アイロン
② アイロン台
③ 霧吹き
この3つを用意してください。
綿のワイシャツはアイロンの設定温度に従って高温に設定します。
パリッとノリをきかせたい場合はドラックストアにて専用スプレーが購入できます。
2. シャツのアイロンがけの手順
アイロンがけをするパーツごとに霧吹きで生地をよく湿らせます。水分を与えることでシワが取れやすくなるためです。
ワイシャツのアイロンがけの順番は、小さなパーツからかけていくことです。
大きなパーツはアイロンがけの途中でもシワが入りやすいので順番を後回しに。シワだらけになる、という方はこの順番が間違っています。
2-1 襟のアイロンがけ
襟は、スプレーで生地をよく湿らせて裏からかけます。次に表を。
襟はカーブしているので引っ張りながらシワが入らないようにアイロンをかけます。
2-2 カフスのアイロンがけ
ワイシャツのカフスをかけます。
スプレーでよく湿らせてから裏からかけます。次に表をかけます。
2-3 袖のアイロンがけ
袖のアイロンをかけます。片面が終わったら反対面を。
袖のダーツはカフスを引っ張り、自然に折り目が入ったところをプレスします。
2-4 前身頃のアイロンがけ
前身頃をかけます。肩をアイロン台の角に当て、裾側を引っ張っていくとシワの無い面が作れます。
ボタンが付いているほうは、アイロンの先を使ってかけていきます。
2-5 ヨークのアイロンがけ
背中側のヨークをかけます。ヨークとは肩部分の生地が切り替わっている部分です。
アイロン台の角に肩を合わせるときれいにかけられます。
2-6 後身頃のアイロンがけ
背中をかけます。広い面にアイロンをかけるときは、生地の繊維の流れに沿ってアイロンを滑らすようにかけるのがコツです。
アイロンがけの際に汚れや傷を見つけた場合、寿命かもしれません。見分け方はこちら
3. シャツのアイロンがけの下準備
ワイシャツのアイロンがけは下準備で労力を半分にできます。アイロンがけをする前にシワが取れていればいるほど楽に仕上げられるためです。
コツとして、洗濯の脱水工程のとき、80%くらいの状態で取り出します。そしてすぐに4つ折りくらいにして、パンパンパンと手でたたくことで繊維が緩みシワが取れます。
ハンガーにかけて深いシワを手でたたいたり、裾に向かって引っ張ることで乾く時には大半のシワがなくなります。
このひと手間でアイロンがけが驚くほど楽になります。
今回、シャツのアイロンがけについてご紹介しましたが、スーツのアイロンのかけかたはこちら
スーツのアイロンのかけ方、家庭で簡単にできるスーツのメンテナンス
まとめ
いかがでしたでしょうか。
難しそうなアイロンがけですが、順番と下準備のコツさえ覚えてしまえば簡単。自宅でのアイロンがけを覚えておけば、時間的に間に合わないケースで役に立つこと間違いなしです。
はじめての方でも、シャツを10枚かけるころには上手になります。ぜひチャレンジしてみてください!