知らないと恥をかく!? リクルートスーツとビジネススーツの違い、教えます

リクルートスーツ

「仕事ではスーツを着ないから、就活の時に買ったリクルートスーツをそのまま着てる」

ーーそんな声をよく耳にします。

でもちょっと待ってください!

その1着、実は「就活生っぽさ」が抜けていなくて、知らず知らずのうちに「信頼感が薄い」「頼りなさそう」なんて印象を与えてしまっているかもしれません。

リクルートスーツとビジネススーツには、見た目以上に大きな役割の違いがあるんです。

もしあなたが、大切な商談やプレゼンにそのまま臨んでいるとしたら、気づかないうちに「スーツで損」をしていませんか?

今回は、意外と知られていない「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」の違いを、具体的なポイントとともにわかりやすく解説します。

1. リクルートスーツとは?

リクルートスーツとは

リクルートスーツは学生が就職活動をするためのスーツ

柄は無地、色は黒や濃紺など、華美にならないのが一般的です。

これは就職活動する学生が統一した服装になることで、外見ではなく内面に注目するためと言われています。

学生が着るスーツなので初々しさや爽やかな印象を与えるので、面接など就職活動には欠かせないスーツと言えるでしょう。

2. リクルートスーツとビジネススーツの違い

リクルートスーツとスーツの違い

リクルートスーツとビジネススーツは全くの別物です。

リクルートスーツは「学生が着るスーツ」であり、社会人が着るスーツではありません。

リクルートスーツとビジネススーツには大きく3つの違いがあります。

2-1 リクルートスーツとスーツの着用シーンの違い

それぞれ着用するシーンが違います。

リクルートスーツ・・・面接や説明会などの就職活動

ビジネススーツ・・・その名の通りビジネス=お仕事で着用するスーツです。

ビジネスでリクルートスーツを着ると、仕事の場で面接用のスーツを着ている状態になります。

新入社員は大丈夫ですが、入社して3年以上経過、中途採用での配属ではビジネススーツを着用してください。

冠婚葬祭スーツ

リクルートスーツを冠婚葬祭に着ても問題ないと思う方もいるようですが、これはNGです。

リクルートスーツは結婚式やお葬式で着る礼服(フォーマルスーツ)とは異なります。

周囲の方が着ているの礼服との差(主に質感)がハッキリと出ます。

要は安っぽいのです。

冠婚葬祭でリクルートスーツを着用するのは避けましょう。

2-2 リクルートスーツとスーツの生地の違い

一般的にリクルートスーツとビジネススーツでは、生地に含まれるポリエステルとウールの割合に差があります。

リクリート期間中は一日に何件も面接を受けるので、ポリエステルの割合を高くしてあります。

こうした生地でスーツを作ることで、学生達がシワを気にしないで済むようになりました。

対してビジネススーツは、ウール100%もしくはポリエステルよりウールの割合が高いです。

こうした生地の違いが見た目の高級感に差を生み出します。

まわりがビジネススーツの中でリクルートスーツを着ていると、カサカサとした化学繊維独特の風合いが安っぽく見えます。

2-3 リクルートスーツとスーツの色柄の違い

リクルートスーツ向き色柄

リクルートスーツで代表的な黒のスーツ(ブラックスーツとも言います)は、ほとんどビジネススーツでは着る機会のない色です。

これは、ブラックスーツ=喪服であり、ビジネススーツの定番はネイビーとグレーと決まっているからです。

黒でもストライプの織柄が入っているものはビジネスで使えないことはありませんが、避けた方が無難。

3. ビジネススーツを選ぶポイント

スーツの色と柄を選ぶ際は、着て行く先でのマナーを優先した上で選びましょう。

3-1 ビジネススーツにおすすめの色

リクルートおすすめの色

ビジネススーツとして揃えるなら、紺とグレーを中心に揃えます。

黒や濃紺を避けるのは、リクルートらしさを払拭するためです。

ただ濃紺はビジネスに使えるので、スーツに慣れてきたらビジネススーツとして1着購入を検討してください。

また、冠婚葬祭用の礼服であれば、フォーマルブラックとも呼ばれる漆黒を選びましょう。

3-2 ビジネススーツにおすすめの柄

リクルートおすすめの柄

まず持っておきたいのは無難なシャドーストライプです。シャドーストライプは遠目ではほぼ無地、近くに寄ると見える暗いストライプのことです。

ビジネススーツには様々な色柄がありオシャレ感覚で選ぶことが出来ますが、職場での悪目立ちをしないためにも新人のうちは周りと柄の度合いを合わせることが重要です。

特に選び方に注意が必要なのはチェック系。

オシャレで若い人が手に取りがちですが、仕事によっては失礼に当たることがあるので、職場に合わせることが重要です。

スーツの柄を合わせるのも社会人のマナーの一つですので、注意しながらスーツを選びましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

リクルートスーツとビジネススーツでは、

  • ① 着用シーン
  • ② 生地
  • ③ 色柄

これら3つが異なります。

ビジネススーツを正しく着ることは社会人のマナーです。

社会人はまず見た目が重要。これが出来ているのと出来ていないのでは、相手に与える印象が大きく変わります。

リクルートスーツとビジネススーツの違いを正しく理解して、スーツを選ぶときの参考にしてください。