「無地の次は?」シャドーストライプで魅せる大人のスーツスタイル

「無地のスーツは持っているから、次はちょっと違う雰囲気のスーツを…」

そう考えている方にこそおすすめしたいのが、『シャドーストライプ』

シンプルながら奥行きがあり、見る角度や光の当たり方で表情を変えるこの柄は、

ビジネスシーンでもフォーマルな場でも好印象を与える「万能スーツ」です

ただし、合わせるシャツやネクタイを間違えると、洗練された印象が台無しになることも…。

この記事では、シャドーストライプの魅力や選び方、シーン別のコーディネート術まで解説します。

シャドーストライプのスーツとは

縞模様が控えめで光の角度によって線が影となりストライプのように見える柄のことをシャドーストライプと言います。遠目で見ると無地に見え、近くで見ると柄が分かるので様々なシーンで着ることが出来る万能な柄です。一般的なシャドーストライプと言うと縞の幅は0.5㎝くらいの細いタイプが多いです。中には1.0㎝くらいの幅広のタイプもありますが、与えるイメージが異なります。まだシャドーストライプを着たことがない方はまず細いタイプがおすすめです。

スーツのストライプの種類を知っておきましょう

ビジネススーツの基本であるストライプ柄。一言にストライプ柄というと色々な種類のストライプ柄が存在します。シャドーストライプと比較するためにもストライプの種類を理解しておくとスーツ選びが楽になるので覚えておきましょう。

ピンストライプ

ピンで打ったようなストライプ。シャドーストライプよりも線が分かりやすいので、遠目からでもストライプスーツであることが分かります。

チョークストライプ

ストライプの線自体が太いタイプをチョークストライプと言います。ストライプの中でもかなりはっきりとしているので、全身で合わせるとインパクトがあります。

オルタネイトストライプ

線と線の間に異なる種類の線が入った柄をオルタネイトストライプと言います。オルタネイトは「交互に」という意から付けられた名前です。

シャドーストライプの与える印象は?

シャドーストライプは控えめな柄なので主張はあまり強くありません。

ですが、このさりげない柄がより好印象で、無地とはまた違った上品で洗練された印象を与えられます。

そして、上質な生地であれば、生地そのものの品質の良さも伝えることができます。落ち着いた大人の印象と信頼感を演出できるのでビジネスシーンには持ってこいの柄と言えるでしょう。

まさに「無地」と「ストライプ」の良いとこ取りをしたのがシャドーストライプです。

シャドーストライプスーツの着用シーン

印象を上げたいビジネスシーンには非常に適しています。

例えば大事な商談や初めてクライアントにお会いする時など、比較的対面する方と近い距離になるシーンにはシャドーストライプの良さが際立ちます。

大人数の前で登壇するようなスピーチや会議だと無地のスーツと印象は変わらないでしょう。

ビジネスシーン以外はご友人の結婚式などのフォーマルシーン、ご両家での結婚の挨拶お子さんの卒入学式など様々なシーンで着用可能です。(※色味はダークトーンがオススメです。)

シャドーストライプスーツが適さないシーン

万能なシャドーストライプでもあまりよろしくない場面が存在します。

葬儀やお通夜に関してはどちらも無地のスーツが無難です。葬儀は礼服が基本ですが、お通夜はダークスーツ(濃紺やチャコールグレー)であれば失礼になりません。ですが、シャドーストライプとはいえ、柄は入っていない方が望ましいです。

その他のシーンでいうと上司や部下の結婚式も礼服がベストです。

ご友人の結婚式であれば、シャドーストライプでも問題ないですが、会社関係となると仕事着をそのまま着てきた印象を与えてしまうのでマイナスイメージに繋がります。これは自分の印象が下がるだけではなく、結婚式を挙げる方(上司や部下)の印象も下げてしまいかねないので注意が必要です。

シャドーストライプ着こなし集

ダークネイビー×シャドーストライプ

これぞ定番と言えるダークネイビーのシャドーストライプです。ネクタイには幅広のシャドーストライプのネクタイですが、ストライプ同士が上手く調和されたコーディネートです。

チャコールグレー×シャドーストライプ(幅広)

やや幅のあるシャドーストライプだと印象も変わります。細いタイプよりも威厳が出るのでどっしりと構えたい時に打ってつけです。爽やかなサックスブルーとグレー×ネイビーのネクタイのブルーグラデーションが綺麗にまとまっています。

ネイビー×シャドーストライプ

先ほどのダークネイビーより少し明るいネイビー。定番の合わせに慣れてきたらネクタイに小紋柄を入れてみるのはいかがでしょうか。スーツに慣れたお洒落な印象を与えることができるます。

ブラック×シャドーストライプ

堅い印象になりがちなブラックカラー。ブルー系とのコンビネーションで爽やかさをプラス。落ち着きの中に若々しさが生まれるのでビジネスシーンにオススメです。

定番的なシャドーストライプも生地の品質が良ければ、上品で艶のあるスーツに仕立て上がります。ご紹介したシャドーストライプの着こなしは全てゼニア生地のトロフェオと言う生地です。大事な商談時の勝負用のスーツや葬儀以外でのお祝いのお席用のスーツとして仕立てる方にはピッタリの生地でご満足される方が多くいらっしゃいます。是非オーダースーツも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

シャドーストライプのスーツの印象は変わりましたでしょうか。

意外に使える着用シーンが多いので、持っていてまず間違いない柄と言えます。定番の柄なので時間が経っても古く見えることがないので重宝できる優れものです。

シャドーストライプの線は細いタイプを選ぶことだけ覚えておきましょう。