「出先でコートを脱ぐとき、どうすればいい?」
「畳み方を間違えて、シワになってしまった…」
「収納するとき、正しい方法があるの?」
冬の間しか着ないコートだからこそ、正しい扱い方を知らないまま何となく済ませている方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっとした知識を知っておくだけで、
コートの見た目が長持ちする
出先でも困らない
など、実は得られるメリットがたくさんあります。
今回は、覚えておくべき2つの基本的な畳み方と、脱いだときのマナー・収納時の注意点をあわせてご紹介します。
1. コートの畳み方は2つだけ
難しそうに思えるかもしれませんが、コートの畳み方はたったの2種類。
それぞれの場面で使い分けることで、型崩れやシワを防げます。
① コートの裏返し畳み:外出先で一時的に脱ぐときに
② コートを平畳み:収納や発送など長期間保管するときに
ではまず、外出先で脱いだときの「裏返し畳み」からご紹介します。
2. コートの裏返し畳み
レストランやオフィス、ハンガーがない場所でコートを脱ぐことも多いですよね。
そんな時は、「裏返して」畳むのがマナーであり、自分のコートを守る方法でもあります。
裏返して畳む3つのメリット
表地を汚れやホコリから守れる
花粉やほこりをまき散らさずに済む
シワやクセがつきにくい
慣れれば5秒でできる、シンプルな手順はこちらです。
STEP1 : コートのエリを立てて両手を肩に入れる
STEP2 : 手のひらを合わせるようにコートの肩を合わせる
STEP3 : コートの片方の肩をひっくり返し、反対の肩に重ねる
STEP4 : 折り畳んで、椅子やカバンの上に置く
次は、コートの平畳みの手順です。
4. コートの平畳み
コートを夏場にしまう時や、どこかに送るときは「平畳み」が基本です。
正しい方法で畳むことで、型崩れやシワの定着を防げます。
手順は以下の通りです。
※襟付きのコートは、収納時は前側から畳むと襟が潰れにくいです。
STEP1 : コートをテーブルや床で平らに広げる
STEP2 : コートの両袖を内側に折りたたむ
STEP3 : 着丈に合わせてコートを3つ折りか4つ折りに畳む
4. コートを脱いだときのマナー

Screenshot
ビジネスシーンでは、コートのマナーにも注意が必要です。
たとえば…
訪問先の建物に入る前にコートを脱ぐ
脱いだら裏返しに畳み、腕にかけて持ち運ぶ
受付で預ける場合は表にして渡す
コートを預ける場所がない場合は、
腕にかけたまま入室し、
三つ折りにしてカバンの上に置く or. 椅子を借りて静かに置く
といった配慮が大切です。
ちょっとした振る舞いが、印象を左右します。
5. コートの長期保管時の注意点
平畳みのあと、コートをしまうときには以下の点にも気をつけましょう。
詰め込みすぎない(重みでシワがつきやすくなります)
折り目にタオルを挟むとシワ防止に効果的
防虫剤はケースの一番上に置く(ガスが下に落ちるため)
少しの手間で、来シーズンも気持ちよく着られる状態をキープできます。
まとめ 2つのコートの畳み方を覚えて
いかがでしたでしょうか。
裏返し畳み(外出用)
平畳み(収納・発送用)
この2つだけ覚えておけば、出先でも家でも困りません。
正しく扱えば、シワや型崩れを防ぎ、長く美しく着ることができます。
冬の終わりや出張中など、いざという時にもきっと役立つ知識です。
ぜひ実践してみてください。