スーツの定番カラーとして、トップに君臨し続ける「ネイビー」
色のトーンや柄次第で、ビジネスからパーティと使い勝手が良いのも人気の理由の一つです。
今回はそんなネイビースーツの中でも、ビジネスで鉄板の【ネイビー×ストライプ】がなぜ世の中のビジネスマンに好まれるのか、着こなしのポイントを解説していきます。
1. ネイビースーツはなぜ人気なのか
スーツの色として思い浮かぶのがネイビーやグレー、ブラックです。
日本では、その中でもネイビーが非常に高い人気を誇っています。その人気の理由に迫ります。
1-1 ネイビースーツの与える印象
ネイビー(紺)という色は、実に様々なイメージを持っています。
例えば、誠実、知的、爽やか、調和・・・どれもポジティブな印象が多いですね。
落ち着いた色見(ロイヤルブルー等)はそれだけで高級感や、洗練された印象を周りに与えます。
逆に明るいネイビーには、若々しさや清涼感といった印象を与えることが出来ます。
また特に欧米では大切な場面で使用するパワースーツとして愛され、大統領の演説やスポーツチームの公式スーツとしてもネイビースーツが採用されています。
1-2 使えるシーン
落ち着いたネイビー(無地)のスーツは基本的にお葬式以外のほとんどの場面で着用出来ます。
結婚式などのパーティでは、華やかな印象のネイビー無地が鉄板。
お仕事の場合は、華やかさを抑えつつ知的な印象を与えるストライプ柄がお勧めです。
このように、着用出来る場面が多岐にわたるのも人気の理由です。
2. ネイビー×ストライプスーツの着こなし
ストライプの種類や、ネクタイの合わせ方をご紹介します。
NGな合わせ方も紹介しますので、是非参考にしてください。
2-1 ストライプの種類
ストライプと一言にいっても、非常にたくさんの種類があります。
まずはストライプ間隔の太さに関して解説します。
① 間隔の狭いストライプ・・・控えめ、爽やかな印象
② 間隔の広いストライプ・・・落ち着いた威厳のある印象
ストライプ間隔の広さ一つでも大きく印象が変わります。
間隔の広いストライプは、相手に威圧感を与えますので、慎重に選びましょう。
次に、ストライプの種類をいくつか紹介します。
① シャドーストライプ
ベースの色と同色の色味のストライプ柄で、光の当たり具合によってストライプが浮き出ます。
落ち着いたエレガントな雰囲気として、ビジネスマンにおすすめのストライプ。
② ピンストライプ
針先が平行に走るような非常に細いストライプ。シャドーストライプ同様、穏やかな印象でどんな場面でも使用可能。
③ チョークストライプ
名前の通り、「チョーク」で線を描いたようなストライプ。比較的太目で間隔も広いのでインパクトがあります。
2-2 ネクタイの合わせ方
左のストライプ柄はスーツに比べて幅が広く、バランスが取れています。
右のドット柄は、ストライプの力強さとドットの柔らかさが相性◎。ドットの大きさは大きくなる程カジュアルになります。
どんな色合いも合わせることが可能ですが、同色系でシンプルにまとめるのがおすすめです。また、プレゼンなどインパクトを残したいときはイエローなど、シーンによって使い分けましょう。
参考までに、NGの組み合わせをご紹介します。
左のチェック柄はややカジュアル過ぎで、エレガントなスーツ生地とはミスマッチ。また、チェックがカラフルなので少しうるさい印象に。
右は、ストライプの巾がスーツと近すぎます。
2-3 シャツの合わせ方
ネクタイとの兼ね合いもあるので、ネクタイがストライプなどの柄物の場合シャツはシンプルに。
無地などの大人しい柄のネクタイは、柄物のシャツでも合わせられます。
ネクタイはストライプ柄。
右はシャツが無地でシンプルなのでバランスが良いです。これに対して左はストライプシャツなので、ややうるさい印象です。
スーツとネクタイの組み合わせが柄・柄となった場合には、無地を組み合わせるなど他とケンカをしない組み合わせにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一口に「ストライプ」といっても、種類や合わせるシャツやネクタイで実に様々な表情を演出できます。
「柄物はコーディネートが大変」と思われる方もかもしれませんが、今回ご説明したポイントを意識すれば、問題なく着こなせます。
日頃のスーツの着回しに、ぜひネイビーストライプのスーツもローテーションに入れましょう。