ノーネクタイでもダサくならない!できる大人のスーツスタイル術

スーツのノーネクタイ
A handsome young businessman standing next to his car and using his phone

ビジネススタイルをほどよくカジュアルに、でも品よくキメたい

——そんなときに最も手軽で効果的な方法が「ノーネクタイ」です。

今着ているスーツからネクタイを外すだけで、肩の力が抜けたような雰囲気になります。

しかし、ただ外すだけではNG!

コーディネートを間違えると、「ラフ」ではなく「だらしない」印象になってしまうことも…。

そこで今回は、ノーネクタイでもスマートに見える正しい着こなしのコツをご紹介します。

抜け感のある大人のビジネススタイルを、ぜひマスターしましょう!

1. ビジネスシーンでもノーネクタイが当たり前に!

一昔前までは、スーツ=ネクタイ着用が常識でしたが、今やそのルールも大きく変化。

特にクールビズの普及で、「スーツは着るけどネクタイはしない」というスタイルが夏の定番になっています。

街を見渡してみても、ノーネクタイのビジネスマンが増えたと思いませんか?

さらに近年では、「一年中ネクタイなし」がドレスコードとしてOKな企業も増えてきました。

ビジネスウェアの自由度が広がる中で、ネクタイを外しても“きちんと感”をキープすることが、今の時代の鍵になっています。

では、ノーネクタイでもカッコよく見せるためには、どんなポイントを押さえればいいのでしょうか?

2. ノーネクタイのNGな例を知ろう

ネクタイを外すのであれば、きちんと着こなしてこそビジネスウェアです。

アイテム選びやシーンを選びましょう。

2-1.ワイシャツの襟との関係性

ノーネクタイには向かないレギュラーシャツ

レギュラーカラーのシャツでネクタイを外しただけではカッコよくありません。

もともとネクタイを締めたときにきれいに見えるエリなので、レギュラーカラーにはタイドアップスタイルが相応しいです。

ノータイのシーンにはボタンダウンシャツかワイドカラーのシャツで

ノーネクタイのスーツスタイルは、上の写真のようなワイドカラーやボタンダウンを選びましょう。

襟立ちも高いのでスマートに見えます。

2-2. ノーネクタイがふさわしくないシーン

フォーマルシーンでのノーネクタイはふさわしくありません。

フォーマルシーンでのノーネクタイはただ”ネクタイを忘れてきた人”になってしまいます。

カジュアルなパーティを除き、正式な場にはスーツに合わせてきちんとネクタイをする必要があります。

またビジネスシーンでは相手のドレスコードに合わせることがマナーです。

相手の人がクールビズやビジネスカジュアルではない場合、ノータイでは失礼にあたります。

2-3.ノーネクタイの着こなし方

ネクタイを外しているのに第一釦が閉まっているような見栄えだと格好がつきません。

ワイシャツにネクタイが無い状態の”癖”を付けておきましょう。

その他に第二釦を外している方もたまに見かけますが、だらしない印象になるので注意が必要です。

第一釦を外すだけでは衿の開きが悪く、第二釦を外すとだらしなくなってしまうという方は、オーダーシャツも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

下の写真のように第二釦の位置を通常よりも下に下げることもできるので、第二釦を外さなくても見栄えのいいノータイスタイルが作ることが出来るのでオススメです。

3. ノーネクタイのコーディネート

スーツやジャケットなどアイテムによってノータイのコーディネートにコツがあります。

3-1. スーツのノーネクタイスタイル(3ピースも)

ノーネクタイのスーツスタイル

スーツのノーネクタイスタイルはワイシャツのエリの形に気を付けましょう。

おすすめはワイドカラーです。

ボタンダウンでも良いのですが、元々ボタンダウンはスポーツ用のシャツとして使われていたのでスポーティな印象になります。

ボタンダウンを着用するのであれば、ジャケパンスタイルに採用するのがセオリーです。

ノータイスタイルはVゾーンのネクタイがなくなるのでコーディネートの色数が減ってさみしく見えがちです。この場合には、ポケットチーフを挿してコーディネートに華を足しましょう。

その他には靴をブラウンにしたり、カバンをトートタイプにしてみたりとカジュアル要素のあるアイテムを足しましょう。

3-2. ジャケパンのノーネクタイスタイル

ジャケパンはスーツよりカジュアルになりますので、ノーネクタイも取り入れやすく簡単です。シャツのエリ型をボタンダウンやワイドカラーどちらでも相性は◎です。

ネクタイがないので、ジャケットとシャツがチェックonチェックや、チェックとストライプなど柄物同士であってもうるさくなりません。

ジャケットが無地であれば、柄物のシャツは積極的に取り入れていきましょう。ネクタイが無い分、色が不足しているのでワイシャツの色柄選びがポイントになります。

まずは写真のようなロンドンストライプやクレリックシャツなど馴染み深いブルー系のアイテムを揃えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?スーツにノーネクタイのシャツを合わせるだけで、簡単にドレスダウンができます。

しかし、適当に外すだけでは「こなれ感」どころか、飲み会帰りのサラリーマンのように見えてしまうことも…。

ノーネクタイスタイルをおしゃれに決めるには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

例えば、シャツの襟の形やジャケットのフィット感、パンツのシルエットに気を配るだけで洗練された印象になります。

特にシャツのエリ選びは大切です。ボタンダウンならネクタイなしでも襟元がきれいに立ち上がり、だらしなく見えません。逆に、ノーネクタイに向かないエリのシャツを選ぶと、一気に疲れた印象になってしまいます。

また、ジャケットのサイズ感や生地の質感もポイント。タイトすぎず、かといってルーズすぎないシルエットを意識し、適度に上質な生地を選ぶと、ノーネクタイでもきちんと感を保てます。

ネクタイを外しても品よく見せるためには、こうした基本のルールを守りながら、上手にコーディネートすることが大切です。

ノーネクタイのビジネススタイルを楽しみながら、洗練された着こなしを目指しましょう!