シャツの寿命はご存知ですか?
首元に黄ばみや、細かい破れ・ほつれがあっても「まだ着れるから」と着ていませんか?
捨てるのはもったいないですし、シャツの寿命の判断って意外と難しいですよね。
シャツの寿命を正しく理解すれば、いつでも清潔な印象を保つことができます。
そこで、今回はシャツの寿命とそのサインから長持ちさせる方法まで解説していきます。
1. シャツの寿命はどれくらい?
ワイシャツ(ビジネスシャツ)の寿命はおおよそ1年~2年です。
これは毎回着たあとに洗濯を繰り返すためです。
もちろん素材や仕立てによって差はありますが通常、シャツの寿命は1年ちょっと。
3年は着られるという話もありますが、3年目にはほぼ確実に何かしらのダメージがある状態で誤魔化しながら着ることになります。
したがって1~2年で買い替えたほうが、清潔な見た目を維持することができます。
2. シャツの買い替えサインは4つ
シャツの買い替えの目安とされるサインは大きく分けて4つあり、これらのどれか1つに当てはまったら買い替えです。
2-1 シャツの取れない汚れが広がってきた
シャツの首回りや袖の黄ばみや黒ずみがひどくなり、洗っても取れずに広がってきたら買い替えのサインです。
買ったばかりのシャツの黄ばみは、洗剤やクリーニングで綺麗になります。
しかし繰り返し着ていると、少しずつ繊維の奥に皮脂などの汚れが定着して取れなくなってしまいます。
この汚れは、ある程度は仕方がありません。
しかし時間とともに徐々に広がっていくので、他人に見てもらって汚れが目立つようであれば買い変えましょう。
黄ばみは衿の内側に発生することが多いですが、折り返しの外側まで広がると、見た目にも不潔感が増してしまいます。
2-2 シャツの擦れやほつれなどのダメージ
洗濯・腕時計・擦れによるほつれやダメージがあるシャツは寿命と言って良いでしょう。
特に袖口は自分から見えづらく、相手から見えやすい部分です。
洗濯やアイロンの時にこまめにチェックしましょう。
一部が擦れたり、ほどけると一気にダメージが広がるので、ダメージを見つけたらなるべく早く買い替えることをおすすめします。
2-3. シャツのシワやヨレが戻らない
襟とカフスにアイロンをかけてもハリが出ないときも、シャツの寿命です。
襟とカフスにはハリを出すために補強材が入っていますが、これが毎日の洗濯でヨレヨレになってしまうからです。
襟にのりをかけてハリを出すという方法もありますが、これは応急処置なのでなるべく早く買い替えた方が良いでしょう。
2-4. シャツの流行が終わってしまった
デザインやサイズ感でも、買い替えの時期は訪れます。
シャツのデザインにも流行があり、流行が終わったデザインのシャツを着ていると時代遅れな印象になってしまうからです。
近年ではピタピタの細身のシャツや、2枚襟のシャツは流行ではありません。
流行は徐々に終わるのでわかりづらいですが、もし「あの時買ったシャツ、最近カラバリが減ったなー」なんて感じたら危険です。
もし判断に困ったら店員さんに流行について相談してみるのもいいでしょう。
流行に左右されずに少しでも長く来たい場合は、スタンダードなサイズや衿のデザインを意識してください。
シャツのスタンダードなサイズは、胸・お腹周りは座った時にも突っ張らない程度のゆとり。
腕周りも肌にピッタリとくっつきすぎないゆとりにしましょう。
どうしても写真のようなサイズ感にならない場合は、オーダーシャツを検討してみましょう。
オーダーシャツなら、お腹が出ている、腕が長い・短いなどの体型の悩みを解決することができます。
3. シャツの寿命を延ばす3つのポイント
シャツに寿命があるとはいえ、お気に入りのシャツ少しでも長く着たいものです。
そのためには以下の3つを普段から心がけることで、多少はシャツの寿命をのばすことができます。
3-1. 洗濯するときは、シャツをネットに入れて洗う
洗濯ネットを使うことで、洗濯機で脱水するときに生地にかかる負荷を軽減することができます。
またおしゃれ着同様に、他の洗濯物との擦れも防ぐことができます。
また、ただ入れるだけよりも畳んで入れた方がよりダメージは少なくなります。
今は100円ショップなどでも手軽に手に入るので、持ってない人は揃えておきましょう。
3-2 着まわすシャツの着数を増やす
着数が増えることで、シャツを洗濯する頻度を減らすことができます。
理想的な着数は、週に5回着なければいけない場合は最低5着。
洗う回数が減ると、その分生地が休まるのでシャツが長持ちします。
着数が少ないと、クリーニング・洗濯の回数も増え、その分傷みが早くなってしまいます。
例えば、週に4回シャツを着るのに、手持ちが2枚と4枚では単純に2倍寿命が短くなってしまいます。
最初に数を揃えるのが大変ですが、少ない枚数で着回すより清潔感もアップし、長持ちにも繋がります。
3-3. シャツをハンガーに吊るして保管する
長く使いたいシャツはハンガーに吊るして保管しましょう。
シャツを畳んだ状態で保管すると、シワが入りやすいのはもちろんですが、そのシワの部分に負荷が掛かり生地を傷める原因になるからです。
また、クローゼットにぎちぎちに詰め込まず、程よく間隔をあけて収納するのも大切です。
日光が当たる場所は、黄ばみの原因となるため必ず日の当たらない場所で保管してください。
まとめ
シャツの寿命は1~2年
以下のどれかのサインに該当したら買い替えましょう。
・取れない汚れの広がり
・破れ・擦れなどのダメージがある
・衿とカフスのシワやヨレが戻らない
・デザインの流行が終わった
ぜひシャツの寿命と買い替えサインを覚えて、お仕事でいつも清潔な印象をキープしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。