気になるスーツのテカリ | スーツのケアと予防の解説

気になるスーツのテカリ | スーツのケアと予防の解説

長く愛用したスーツはテカリが出てきます。

自分では見えないヒップのテカリは他人から良く見えるので、大事な場面では見られたくないところ。

「クリーニングに出しても取れなかった。」

「テカリがひどくなって学生服みたい。」

いったいなぜスーツにはテカリが出るのか。

今回はスーツがテカるメカニズムと、目立たなくさせるための日ごろの予防方法をご紹介します。

1. スーツのテカリの原因

スーツのてかりを予防する

スーツのテカリの原因は、生地表面がつぶれて平らになることで光が正反射するためです。

新品時のスーツ生地の表面は細かい毛羽で凹凸がありますので、光は乱反射をしています。スーツ生地は光沢があるイメージですが、拡大して見るとマットな質感です。

摩擦によって表面の毛羽がつぶれたり削れることで平らな状態になり、テカリが出てきます。椅子との摩擦でヒップにテカリが出たり、PC作業で机と擦れるひじや袖口などがテカリが起こりやすい場所です。

また、摩擦の起きないところは凹凸が残っていますので、平らになったところとのコントラストでテカリが強調されてきます。

2. スーツのテカリの取り方

テカリが出てしまったスーツは、早い段階であれば対処できる時があります。代表的な3つの方法をご紹介します。

2-1.ブラッシング

スーツのテカリをブラッシングで除去

初期のスーツのテカリは生地表面の毛羽が寝てしまう事が原因です。よって、ブラッシングで寝てしまった毛を起こすことで目立たなくなります。

具体的なブラッシング方法は下記にまとめてありますので是非ご覧ください。

2-2.スチームをあてる

スチームアイロンでスーツの臭いを

スチームアイロンの蒸気をたっぷり吸わせることで、ウールのキューティクルが開きふっくらとした状態になります。潰れて寝てしまった毛が起きますのでテカリが軽減されます。

2-3.酢を含んだ水を吹きかける

酢は繊維を膨張させる作用があります。テカリが発生して時間が経ってしまったものや、上記を試してもまだ気になる場合は試してみて下さい。

酢1:水2の割合でスプレーを作り、気になる部分に吹きかけるかコットンなどに含んで気になる部分を湿らせます。

その後は酢の臭いを飛ばす為にスチームをかけ、陰干しを行ってください。

アンモニアはより強い効果を発揮しますが、上記と同じく使用後はしっかりと臭いを取る必要があります。アンモニアは水100mlに対して7~8mlほどを目安に混ぜてください。アンモニアを使用する際は換気も必ず行いましょう。

3. スーツのテカリの予防方法

テカリが出てしまってから色々とメンテナンスをするよりも、事前の予防が効果的。テカリの発生をなるべく防ぐ予防方法を見てみましょう。

3-1.ブラッシング

1つ目はブラッシングです。テカリが発生してしまった時も有効ですが、予防としても効果的です。

一日着用したら家に帰ってブラッシングをして繊維の流れを整えましょう。

ブラッシングはテカリの予防だけではなく、ほこり落としや生地の目詰まり防止としての効果もあるため、大切なケアのひとつです。

3-2.スーツを休ませる

スーツのバリエーションの数を増やす

2つ目はスーツを一日着たら休ませることです。

一日着用したスーツは汗をたくさん吸っています。生地は湿気が溜まった状態で摩擦が起こるとダメージが大きくなり、乾いた生地に比べると生地が削れるのが早くなってしまいます。

スーツは最低3日休ませてしっかりと湿気が抜けてから着用することで生地へのダメージが軽減されます。

正しいスーツの保管方法はこちらで詳しくご説明しています。

3-3.ウール素材のスーツを選ぶ

スーツの品質表示・洗濯タグ

スーツを購入するときに、出来ればウール100%のスーツを選びましょう。ポリエステル混毛の生地はウール100%のものよりもテカリやすいです。ポリエステルは化学繊維のため、一度変形してしまうとブラッシングやスチームをかけても元に戻りにくい素材です。

4. スーツのテカリは買い替えのサインかも?

スーツの買い替えの時期

スーツのテカリが出てくるころには他の部分も傷みが出てくるころです。

スーツを修復して長く着るのも大切なことですが、テカリがひどくなるまで着こまれたスーツは十分に役目を果たしたことでしょう。

そろそろ寿命を迎えるつもりで新しいスーツの準備をしましょう。

その他スーツの買い替えを見分けるポイントはこちらにまとめています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。スーツを着る以上は動きますし、消耗品ですのである程度のテカリは仕方がありません。テカリを気にしすぎるあまりに動きを制限してしまってはスーツの役割は果たせません。

予防とケアを心掛けることで、何もしないよりも寿命は確実に延びますのでぜひ実行してみてください。

 

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