スーツを購入するとき、意外と見落とされがちなのがスラックスのサイズ選びです。
太ももがピタピタだったり、逆にお尻まわりがダボついていたり…。せっかく上質なスーツを選んでも、スラックスが合っていないと全体の印象が台無しです。
「部活で鍛えた太ももがなかなか細くならない…」
「もともと脚が細くて、どうもしっくりこない…」
そんなお悩みを抱えている方でも、正しい選び方さえ知っていれば、誰でもスッキリ見せることができます。
今回は、理想的なスラックスを手に入れるためのサイズ選びのポイントを4つのステップに分けてご紹介します。
1. スラックスの正しいサイズは「ヒップ」が決め手!
スラックスのシルエットで特に目立つのが、お尻まわり=ヒップラインです。
ヒップがゆるすぎると、もたついて野暮ったい印象
ヒップがきつすぎると、パツパツで窮屈に見える
写真で見ても一目瞭然。理想的なのは、たるまず・食い込まず・ラインが自然に出るヒップです。
ウエストだけで選ぶのではなく、ヒップを基準に選ぶことで、美しいシルエットが手に入ります。
2. 失敗しないスラックス選び、4つのステップ
スラックスのサイズを選ぶには次のステップが有効です。
ステップ1:まずはウエストで選ぶ
市販のスラックスはウエストサイズをもとに展開されているので、まずは自分のウエストサイズを基準に1本試着してみましょう。
サイズがわからない場合は、お店で計測してもらうのが確実です。このとき、ヒップがちょうど良ければ文句なしです。
ステップ2:正しい腰の位置で履く
スラックスは履く位置によってフィット感が変わります。
ウエストを上げすぎるとヒップが合わなくなってしまうので注意が必要。
下の写真のように、腰骨の少し上にウエストが自然に乗るような位置で履くのがベストです。
ステップ3:ヒップで合わせる
ウエストの位置を正しく合わせた上で、ヒップが「緩い」「キツい」と感じたらサイズを調整しましょう。
緩ければ→1サイズ下げる
張っていれば→1サイズ上げる
このとき、ウエストの緩さ・きつさは一旦無視してOK。多少ウエストが緩くても、ベルトで調整できれば問題ありません。
ステップ4:微調整する
正しいヒップに合ったサイズが見つかったら、最後にウエストと丈を調整します。
スラックスは±4cm程度のウエスト調整が可能です。
ウエストをジャストに仕上げたら、裾丈もお直しして完成。これで本当にフィットする1本が手に入ります。
まとめ|ヒップを基準にしたサイズ選びをすると、スラックスは驚くほどすっきりしたシルエットに
スラックスのサイズ選びは、次の4ステップを意識するだけでぐっと変わります。
①ウエストでサイズを選ぶ
②腰の位置を合わせる
③ヒップを合わせる
④他を微調整
たったこれだけのステップで、「なんとなく合っている」スラックスから、「本当に似合う」スラックスになります。
ぜひ一度、見直してみてください。
スーツ姿の印象が見違えるほどスマートになりますよ。