スーツと言えば、無地やストライプを持っている方がほとんどかと思います。
昨今ではビジネスカジュアルの普及からチェックのスーツも増えてきました。これからチェックのスーツを購入しようと思っている方、またもうすでに持っているけど、いまいち着こなし方がわからない方、必見でございます。
今回はチェックスーツの着こなし方法を解説していきます。
1チェックの柄の種類
まず初めにチェック柄の種類を知っておきましょう。
チェックの種類は豊富にありますが、スーツに使われるチェックは限られているので、代表的なチェックを覚えておきましょう。
1-1 オーバーチェック
細かいチェック柄に、大き目のチェック柄を重ねた柄を挿します。
格子の強弱が効いた柄になるのでカジュアル感が出ます。
1-2 ウィンドウペン
1本の線を大きな格子で織り込んだ、窓のようなチェック柄。
スーツとしては勿論、ジャケット単品使いやスラックス単品使いも出来ます。シンプルですが、格子が大きいので他のアイテムと合わせやすい特徴もあります。
1-3 グレンチェック
グレナカードチェック、通称グレンチェックは英国調を代表するチェック柄になります。
イギリスの雰囲気がお好きな方にお勧めです。チェックの中でも比較的インパクトが強い部類に入ります。
1-4 ピンチェック
チェックの中でも一番手が出しやすいピンチェック。
柄の大きさが非常に小さいのでほとんど無地の感覚でお使いできます。カジュアルすぎない織柄なので、シーンを気にせず使える万能なチェック柄と言えます。
2. チェック柄のコーディネート方法
チェック柄を着るときに念頭に置いておきたい2つのポイントを抑えておきましょう。
2-1 スーツが主役というのを忘れない
ついついやってしまいがちなのは、柄物をたくさん取り入れてしまうこと。
当たり前ですが、スーツは露出面積が大きいので一番目に入りやすいアイテムです。そのスーツが柄物であれば、ワイシャツ、ネクタイにも柄を入れてしまうとどのごちゃごちゃのコーディネートになってしまいます。
チェック以外の柄物でも言えますが、それくらいチェックスーツの第一印象のインパクトは強いと言えます。
2-2 シャツやタイはチェック以外を入れる
チェック×チェックは上級者のコーディネートです。
ワイシャツ、ネクタイどちらかのアイテムは無地でどちらかをストライプなどのアイテムすると合わせるのが簡単になります。
3. コーディネート例
3-1 ピンチェック
細かいチェックなので主張が激しくなく、スマートに着こなせます。
インナーは清潔感のある白、ネクタイにブラウンを用いて大人の着こなしの完成です。ネクタイに柄を取り入れた、簡単なコーディネートです。
3-2 ウィンドウペン
格子が大きめなので強めのストライプ柄のワイシャツでも違和感なく、まとまります。また、スーツとワイシャツに柄を使ったので、ネクタイはシンプルな無地が控えめでカッコよく映えます。
ワイシャツを細めのストライプ柄に変えても問題ないので、コーディネートの幅が広がりそうですね。
3-3 オーバーチェック
オーバーチェックはお洒落上級者向けの柄になります。
大柄の格子と細かい格子から織り上げられているので、インパクトは強くなります。
こちらはワイシャツを無地に、ネクタイに小紋柄を入れて、より英国調な雰囲気に仕上がっています。チェックの色糸を拾ってワイシャツやネクタイをコーディネートすると統一感が出て、よりこなれた印象になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。チェック柄にはいくつか種類が存在します。
中にはインパクトが強いチェックもあるので、大事な会議やクライアント先への訪問時など、対面する方によっては第一印象が悪くなっています。
シーンに合わせたスーツを着こすのが大人のマナーになるので注意しながら選びましょう。