クールビズ期間中は上着を着ずにシャツ一枚の男性が一気に増えます。
本来欧米ではスーツスタイルにおけるシャツは下着なので、夏の半袖シャツ一枚の姿は日本のサラリーマンファッションの代名詞のようでカッコ悪く見えることも。
とはいっても日本の猛暑で上着を着ていると不自然な場面もあります。
ファッションの本場イタリアの男性は夏場に長袖シャツをカッコよく着こなします。
その秘訣は袖まくりのアクセントです。ちょっとしたコツですが、見栄えは歴然。
この記事を読みながらマスターできるのでぜひお試しください。
1. よく見かけるシャツの袖まくり
袖をまくる=カフスごとひじの上までひっくり返すというのが一般的です。
しかし、バランスが悪いので、袖まくりはカッコ悪いと思われてしまいます。
カフスの幅は一般的に6センチ前後。4回折り返したらその幅は7㎝近くなり、厚みも出ます。襟よりも大きいパーツになってしまい、カフスが全身のバランスを崩します。
2. シャツのカフスを半分で折り返そう
折り返し幅を細くすることでまくり上げたカフスのボリュームがおさえられ、スッキリ見えます。
2-1 シャツのカフスを半分に折る
6センチのカフスを真ん中あたりに折り目を入れます。そのままの幅で上にまくっていきます。
2-2 シャツの袖を4回折り返していく
その幅のまま、4回ほど折り返していき、ひじの下でストップします。
2-3 シャツの腕まくりの完成
比較して一目瞭然です。ロールのボリュームが小さいのでスッキリ見えます。また、ひじの下で止め、七分袖くらいにするのもこなれた雰囲気になりシャツがカッコよく見えるポイント。
3. ミラノまくり
10年ほど前からイタリアでよく見るシャツの袖まくりです。無造作にまくった袖が男らしさを演出します。
3-1 大胆にシャツ袖をまくる
目安としてカフスをひじあたりまで一気にまくります。次に下から余った袖を4センチくらいの感覚でまくっていきます。
きっちり正確に折り返すというよりは、少しロールさせて無造作感が出たほうがオシャレ。
3-2 仕上げ
シャツのカフスの先端がのぞくところでストップします。カフスの先端を折り曲げてアクセントをつけ、外に跳ねた感じもおしゃれです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シャツの袖まくりという動作ですが、少し変化を付けるだけでこれだけ見た目が変わります。
半袖シャツも涼しくてよいのですが、長袖シャツをまくりながらカッコよく涼しむのも夏ならではのビジネスファッションです。ぜひお試しください。