オーダースーツの裏地はこだわりの一つであり、選ぶ楽しさがあります。ただ、いざお店で選ぼうとすると色や柄などバリエーションが豊富で迷ってしまいます。
そこで今回は裏地を選ぶポイントを3つに分けてご紹介していきます。
1. スーツの裏地はなぜあるのか
裏地はスーツの着脱を滑らかにするためにあります。裏地がないとジャケットとシャツが擦れて滑らなくなってしまいます。着心地の快適さにも大きな影響があります。
また表地を汗や皮脂などの汚れから守る役割もあります。
2. 裏地の素材について
スーツの裏地には大きくキュプラとポリエステルの2種類です。
ここではそれぞれの特徴についご紹介していきます。
2-1 キュプラ
綿花くずを原料とした再生繊維です。肌ざわりがしなやかで吸湿性がよく汗をかいても外に逃がしてくれます。発色も良く上品な雰囲気になります。
デメリットとしてはコストが高いのでお店によってはオプション料金がかかる場合があります。
2-2 ポリエステル
石油を原料とした合成繊維です。安価で耐久性に優れており、人工的に作られているので色や柄のバリエーションが豊富です。発色がよく、水に強い特徴があります。
デメリットは汗を吸わないので夏場は注意です。また静電気が起こりやい点があります。
3. 裏地の柄について
3-1 無地
一番シンプルな柄です。既製品のスーツは無地の裏地が付いていることがほとんどです。どんな柄のスーツにも合わせることが出来ます。
3-2 ドット柄
少し遊びが欲しい時におすすめです。
柔らかい雰囲気になり、さりげない柄がお洒落な雰囲気になります。ストライプからチェックのスーツまで幅広く合わせることが出来ます。
3-3 ストライプ
裏地にパンチが欲しい時はストライプの裏地がいいでしょう。チラッと見えたときにこだわりが伝わります。
チェックのスーツに合わせると柄がぶつかってしまうので注意しましょう。
4. 裏地の色の組み合わせについて
裏地は色やデザインも重要なポイントです。
スーツの色柄で様々組み合わせがありますがここでは基本的な「同色系」・「グレー系」・「おすすめ色」に分けてご紹介していきます。
4-1 同色系でまとめる
裏地は同色のものを選ぶのが基本です。表地に対してコントラストをつけるといいでしょう。ベストがあった場合でも失敗しません。
4-2 グレー系を合わせる
少し差をつける場合はグレー系のものを選ぶといいでしょう。同色系の次に人気の色です。
グレーは無彩色なのでどのような色の場合でも合わせることができます。
4-3 おすすめカラーはブラウン
遊びを入れたい場合は色の捕色を選ぶといいでしょう。中でもおすすめはブラウン系です。ブラウンは色馴染みがいいので、どんな色でも合わせることができます。遊びがありながら、大人っぽい印象になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。オーダースーツの裏地は重要なポイントです。裏地の素材・柄・基本的な色の組み合わせ方を知っていれば、失敗しない裏地選びが出来ます。
スーツは遊べる箇所が少ないので、裏地で遊びを入れてもいいでしょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。