クールビズと言えば、ノーネクタイにワイシャツ、スラックスで涼しく!というイメージです。
しかし、クールビズはそれだけではありません。
昨今では涼しいを優先しすぎて、寧ろ着こなしがだらしなくなっているビジネスマンも少なくありません。
今回の記事ではクールビズの着こなしから着回しまで解説していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
そもそもクールビズとは?
「地球温暖化防止やエアコン抑制による省エネを目的とした、服装の軽装化・カジュアル化を促す活動」のこと。
この期間は、エアコン温度を28℃に設定して、ノーネクタイ、ノージャケットなど通常よりもカジュアルな服装での勤務を推奨。
ネクタイを外すだけで体感温度が2℃下がると言われていますから、ノータイはかなり浸透しました。
一般的に5月1日から10月31日までにしている企業が多いですね。
クールビズの着回し
クールビズになったらスーツのジャケットを脱いで、ネクタイ外して完成!ではありません。
一般的にお手持ちのスーツのスラックスでクールビズを過ごす方が多いかと思いますが、これはやめましょう。
その理由は、”スラックスへの負担が大きい“からです。ジャケットは着ないでスラックスの出番ばかり増えると、劣化や傷みが早くなって破れの原因にもなります。
よく耳にするのが「ジャケットはきれいな状態だけどスラックスが破けてしまって…」という悲しいご報告です。
では、実際どのようにクールビズを過ごしたらいいのか?おすすめのアイテムと必要着数をご紹介致します。
夏用スラックス単品を4~5本
スーツのスラックスではなく、単品スラックスがおすすめです。
本数としては週5日分のスラックスがあると安心。
夏は何といっても暑いので汗を掻く量は多いです。清潔感を出すのにも日ごとに違ったスラックスがあったほうが印象もいいはずです。
ジャケット単品を1着
「ジャケットなんて着ないよ!」と言う方もいるかもしれませんが、持っているだけで非常に便利です。
常に着ているというよりは、必要な時に着る“置きジャケット”として準備しておきましょう。
突然大事なお客様が来店された時に、ワイシャツ姿での対応はさすがに失礼です。また急な会議などもジャケットがあれば、上司としての威厳も保てますね。
夏用スーツは1~2着
クライアント先へ訪問する場面や、プレゼンがあるなど、クールビズの服装を取り入れられない場面も少なからずあるかと思います。
夏用のスーツの準備はしておいて損ではありません。
もちろん清涼感を感じるスーツを必要着数は1~2着。営業職の方は4〜5着持っていてもいいかもしれません。
ワイシャツは6枚
ワイシャツは何枚あってもいいですが、最低で6枚は必要です。
特に夏場は汗を掻くので、襟元やカフス周りの汚れが目立ちます。
また、クールビズではネクタイを外していることが多いので、襟汚れが見えてしまうかもしれません。
何気ないことですが、意外にこういった細かい部分は女性の目につきやすいので注意です。
クールビズの着こなし
必要アイテム数が分かってもどんな物を用意すればいいか分からない方必見です。
アイテムごとにオススメの色柄をご紹介します。
スラックス
基本のカラーはスーツと同じ。ネイビー、グレー、ブラックの3種類。
ただ、夏に黒は暑苦しく見えるので、ネイビーとグレーに加えてライトグレーをベースに揃えるのがおすすめです。
無地3種類で3本と、チェックや千鳥格子などの柄物を1本、必要であればベージュのチノパンがあれば万全です。
ジャケット
ジャケットは上記のスラックスに合うネイビーのジャケットがおすすめ。紺のジャケットは万能なので、どのスラックスにも合わせることができます。
ジャケットの柄は無地、または細かいチェックが良いでしょう。
ネイビーは爽やか且つ清潔感のある印象になる色なので、クールビズの時期に着るにはピッタリの色です。
スーツ
お勤め先により着用可能かどうかわかれると思いますが、いつもより少し明るい色味がおすすめです。
ネイビーであれば青味を上げたブルー、グレーでしたらライトグレーが良いでしょう。
ダークトーンはどうしても熱の吸収率が高く暑くなってしまうので、少しでも涼しい色柄でクールビズを過ごしましょう。
ワイシャツ
基本は、白またはブルーベースのシャツを揃えると良いです。
白の無地、サックスブルーの無地、ブルーストライプ。そして、ブルーにクレリック(衿と袖が白く身頃に色や柄が入っているワイシャツ)などで着回しするとコーディネートの幅が広がります。
準備しておく数ですが、出番の多い白とサックスブルーは衿型を変えて2枚ずつ持っておくと良いですね。
おすすめの衿型は、ボタンダウンとホリゾンタルワイド。
クールビズではネクタイをしない分、色数が減っているのでいつもより色味を1.5倍強めるのがオススメです。
クールビズにおすすめのスーツ生地
最近では機能性のあるスーツ生地も多く出ています。
着用してひんやりする接触冷感素材や、通気性に優れた生地などがあります。
ここでは、有名な生地を2つご紹介します。
クールマックス
セレクトショップで有名なのがこのクールマックスという素材。給水速乾性に優れており、汗でべた付かずさらっと着られるので夏場にピッタリです。
スーツ以外にもワイシャツやスラックスなどにも採用されています。
夏の生地を代表するゼニアのクールエフェクト
先程スーツの色柄で少し明るい色をオススメしておりましたが、クールエフェクトのダークスーツはおすすめです。
クールエフェクトは表面温度の上昇を抑える加工が施されていて、夏場でも涼しく着られます。
職場のルールとしてダークカラーしか着られないという方にもオススメできます。
クールエフェクトはいろんな色柄がありますので、ぜひこちらも見てみてください。
→ クールエフェクトの生地はこちら
まとめ
以上がオススメするクールビズの着こなしや着回しでしたがいかがでしたでしょうか。
暑さでついつい着こなしが崩れてしまいがちな季節です。涼しく快適に過ごせるようなクールビズスタイルをしてみてください。